子どもたちが存分に遊べるアスレチック系の遊具や広場、イチョウの木などの木々が美しく林立しており、とても雰囲気が良い公園だ。
だがここは、ぞっとするような伝説が残る場所でもあることが、案内板が教えてくれた。
今では公園となり、埋め立てられているが、かつては隅田川まで通ずる姥ヶ池という池が明治時代まであったそうだ。
この池の名称が姥ヶ池と呼ばれる所以は、浅草寺ができたころは、浅草のあたりまで浅茅が生い茂る荒地で、旅人が泊まる場所といえば、老婆と娘が切り盛りする一軒の宿しかなかった。そのため、老婆は快く旅人の寝床として宿を提供していたのだが…。
実はこの老婆、客が寝込むのを見計らって、旅人の頭を石枕で叩き殺すという恐ろしいことをし、生計を立てるための金品を奪い、遺体を近くの池に捨てるという蛮行を行っていた鬼婆だった。
若い娘は老婆がこのままでは地獄に落ちてしまうと思いつめ、蛮行に耐え切れず、ある夜、1000人目の旅人となる稚児の身代わりとなり、天井からつるした大石で頭をたたき割られ亡くなってしまう。
娘が身代わりになった旅人は、鬼婆に改心してほしいという思いから現れた浅草寺の観音様の化身だった。
我が娘を失った悲しみと、自分がしてしまったことの悔いから、娘の亡骸とともに身を投げた池が姥ヶ池と言い伝えられている。
知らないことばかりでオモシロイ。





