港区名所案内⑥毛利庭園(毛利甲斐守邸跡) | ヨーロッパ英雄史小説作家・秀田木崇史(ひだきたかふみ)港区回遊ブログ

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こんにちは!主に港区の魅力を伝えていくブログですが、その時感じたことや、面白いと思ったことは、どんどん書いていこうと思います。ぜひ、読んでください!

皆さん、こんにちは!

いつも、ブログを読んでいただき、ありがとうございます!

今月に入ってプロ野球もキャンプイン。そして2月4日は立春。まだまだ寒い日が続きますが、だんだんと春が近づいて来ておりますね~。

ですが、ブログのネタ集めに歩き回るには、実は今ぐらいの気候の方がやり易かったりします。長距離を歩いても、ほとんど汗もかかず、ちょうどいい具合に体も暖まって「いい運動をしたな~」という気持ちになれます。

とは言っても季節は変わる。その季節ごとに楽しみがありますからね~。

前置きはこれぐらいにして、早速今日の本題に入りましょう!今日、ご紹介するのはココ!
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毛利庭園(毛利甲斐守邸跡)
港区六本木6丁目

この写真を見ただけで、どこにあるか分かる方は相当な通ですね(笑)。六本木ヒルズとテレビ朝日に挟まれた、緑の生い茂った場所をご存知でしょうか?

ここは江戸時代、長州藩の分家・長府藩主であった毛利綱元の麻布上屋敷の跡地です。

現在は毛利庭園と呼ばれ、六本木ヒルズの敷地内になります。
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写真に写っているシルエットは私です(笑)。日差しの関係でどうしても…。

ここは、綱元が藩主であった元禄十五(1702)年に、有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入り、世に言う『忠臣蔵』事件が起こり、浪士のうちの10名がこの毛利邸にお預け。この地で切腹をした場所でもあります。

因みに赤穂浪士終焉の地は、全部で4カ所あるのですが、全て港区内にあります。
いずれこのブログで、「赤穂浪士終焉の地巡り」を行いますので、楽しみにしていてください(笑)。

また前回のブログでも取り上げた、明治期の軍人・乃木希典大将がこの藩邸の侍屋敷で生まれ、幼年期を過ごした場所でもあり、今はこじんまりとしていますが、歴史的に奥の深い場所であります。


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敷地の半分を占めるひょうたん池。地図で見ると確かに、ひょうたんの形に似ていなくもありません。
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この池には、こんなオブジェがあります。

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ジャン=ミシェル・オトニエルという、フランスの芸術家による『Kin  no  Kokoro』という作品です。
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カップルの記念撮影に使われることも多いとか。ただ、手前は石段になっていますので、撮影する時は、足を滑らせて池に落っこちないように十分お気をつけください(笑)。

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ちょっとした渓流のような雰囲気も楽しめます。

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場所柄からすると、意外な程、緑も豊富です。

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周りの建物がなければ、郊外の山中と言ってもいいぐらいの雰囲気です。

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こういう石畳みは大名屋敷の名残でしょうかね。

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ほとんど山道ですね(笑)。

ひょうたん池には、もう一つ、こういうのもいます。

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今の季節は冬眠しているのか、見かけませんでした。ちなみに、毛利衛さんは毛利家の子孫ということではないそうです。

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テレビ朝日側には、こんな芝生もあります。春になって暖かくなったら、日向ぼっこをするには、良い場所ですよ。

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六本木ヒルズを背景にすると、このような景観です。


ここらで、今日は終わりたいと思います。大名屋敷が多かったせいか、意外に庭園とか大きな公園が多いのも、港区の魅力の一つです。

時代の先端を行く建物の隣に、緑が広がっていたりと、流行と伝統がちょうどいい具合に噛み合わさっています。


それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

次回も港区の魅力的な場所をご紹介していきますので、楽しみにしていてください!

それでは、また会いましょう!

※参考文献
俵元昭『東京史跡ガイド③港区史跡散歩』