(東京都をイメージした投稿です)

  ​遅すぎたスタート

12月のある日…

職場の慰労会の準備をしている時に、

ある部下から慌てた様子の

電話がかかってきて


「子供の高校入試の為に

急遽説明会に行くことになって…」


どうやら慰労会をキャンセルしたいらしい

周囲の理解もあってその部下は

無事に家庭を優先する事ができました

私もキャンセルそのものは気にしていない


ーーーーー

気になったのはその背景でした


後で聞いてみましたが、

元部下は内申点が判明するまで

お子さんの成績を把握しておらず


候補にしていたのは


"自分(元部下)の出身校"や

''野球部が盛んな学校"程度


中3の11月、三者面談で

初めて内申点を知り

担任に諭されて

慌てて志望校を再考するようになった


  ​実は時々、耳にする話

残念ながら似たような話を

1シーズンに1〜2組の割合で耳にする話です

12月ともなると学校の説明会は

グッと減り、情報が少なくなるので

焦りながら奔走している姿が

目に浮かびます


ーーーーーー

例えお子さんを思う一生懸命な行動であっても

準備不足だと迷走しかねない


「今まで父が話していた

志望校は何だったのか?」


親御さんの動揺は想像以上に

お子さんに伝わります

ではどのようにすれば

落ち着いて行動出来るのでしょうか?

いくつかのポイントを紹介します


ーーーーー

①ご家庭で志望校をすり合わせる


お子さんの希望、親御さんの考え、

そして…現実的な選択

この三つにズレがあると

志望校選定時に混乱する


早期に家庭内で

"志望校選定サミット"開催を勧めます



②模試と成績のデータを定期的にチェック


データの変化が読めるご家庭は

安定的な結果を得られています

中学校の成績から内申点を予測しつつ

外部模試の偏差値の推移を

こまめに行うことを勧めます


ただし☝️神経質にならない程度に…



③親の入試観のアップデート


親御さんが自分の経験と比較しがちな

「俺が中学生の時は〜」は危険なフラグ⚠️


現在は入試制度は変化の波が激しい

別にマニアになる必要は無いから

せめてお子さんの受験年次の

推薦入試や併願優遇の

最新情報を入手して欲しい



④情報入手は早めに、これは絶対!


中3の春から学校見学や説明会に

足を運ぶとモチベーションアップになる

完璧じゃなくても良いので

情報を得ておいて秋以降の

志望校選定に役立ててください


ーーーーー

幸いな事に東京都は選択肢が多いので

「進学先が無い!」という事態は少ないですが

"情報を持つ人"と"情報を持たない人"では

志望校選定に差が生じます


早めに準備が出来るご家庭ほど

受験期に落ち着いて行動できる


これが満足する志望校に至った

ご家庭の共通点でしょうね〜


冒頭の元部下のご家庭内は

話し合いの末、

お子さんの成績に適した高校に決まりました

最後に冷静に向き合えた事が

何よりの成果だったと思います