薬の副作用で体重が15キロ以上増えてしまったのが40歳の頃だった。医者で血液検査の結果を聞いたのだけど、その殆どがレッドゾーン。家に帰った僕はテキトーなスニーカーに履き替えジョギングをした。そもそも、それが僕のジョギング人生の始まりだった。思い返せば5月、ちょうど今頃の事だったと記憶している。あれから15年、怪我に苦しんできたけど、それでもよくもここまで続けてこれたと思う。最初はダイエットが目的だった。その一点だけで走っていたと言っても過言ではない。それが半年も経つと「楽しい」という気持ちが混じるようになった。体重は元に戻った、そこで止めてもよかったのかもしれないけど、僕は刹那的に感じる「楽しさ」を味わうために毎日のように走った。もちろんだけど、今思えば続けてきて良かったと思う。ジョギングがやがて習慣となりライフワークになったことは僕にとって人生の宝物のひとつとなった。
最近のことだけど、懸垂マシーンを購入した。Amazonで8900円だったかな。決して安くはないけど、思い切って買ってみた。理由は二つある。一つは体幹を鍛えると腰痛が軽減されるかも?と思ったから、二つ目は年齢と共に落ちてきた筋肉量を増やすため。30代の頃なんて公園へ行って鉄棒につかまれば懸垂の5回や10回はできたのだけど、もう55歳が来ようとしている初老の体力では1回もできないのが現実だった。あれ、おかしいぞ?と思って頑張るのだけど、ただの1回も腕が上がらない。今は毎日足を着いて斜め懸垂をしている。これを半年くらい続ければ普通に懸垂ができるだろうか、どうだろう…。
ともあれ、何かを始めるには良い季節だ。運動でもいい、趣味を見つけるのでもいい、窓を開けると気持ちの良い風が入ってくる。暑くもなく寒くもない季節。おそらく一年で一番良い季節じゃないかな。そんな季節に僕は15年前に走り始め、この歳になって懸垂を始めた。欲を言えば若い頃に没頭していた絵を描くことや読書を楽しみたいけど、薬の副作用でなかなかうまくいかない。薬の効果と引き換えに神様が交換条件としてそうしたわけだから文句は言えない。
今日も作業所です。のんびりと過ごします。
良き一日を