GMの東急8500系非軽量車シリーズ第2弾
多くの方々の予想通り、順当に8606Fが製品化
1編成は純粋に楽しもうと思い購入、残りは増結セットを組み換え用に+1個購入してまいりました。
ということで、今回もレビュー的なものでございます。
基本セットのパッケージ
最近のGM製品は一見お安く見せるためなのか、基本が4両セットの組み合わせですので小さめのパッケージ
続いて増結セット
残りの6両分なので大きめのパッケージ
製品タイトルは編成番号と黄色テープ付きである点を明記しているので相変わらず長め
GMのパッケージに8606の文字があるのは感慨深いですねぇ
まずは基本セットから開封
4両編成でオール非軽量車かと思わせて、編成中間の動力位置となる5号車が必ず軽量車なので、これだけじゃ非軽量車オンリーで遊べない仕様は前回の8615Fと同様
内容物を取説から見ていきます。
今回はヒューズ箱が非軽量車向け、軽量車向けで区別された仕様になっていて一安心
ステッカー
新タイプの透明台紙仕様なので非常に良心的、これでも十二分に問題なく使えます。
幕の内容は最末期のダイヤに特化しているようで、種別が急行・準急・各停向け黒幕の3種類
運行番号が33K・34K・36K・42K・43K・45Kの6種類
行き先が中央林間・長津田・渋谷・清澄白河・押上の5種類
あとは女性専用車ステッカー2種と優先席、弱冷房車、車いす&ベビーカーマークなど
側面行き先と種別の組み合わせは急行が中央林間・長津田・押上の3種、準急が急行向けのほかに清澄白河が加わり4種
嬉しいのは運番幕に5の字が入っている点
かつてエコノミーキットでは網羅されていましたが、近年の仕様では白台紙のものしかありませんでしたので、良質な透明台紙ステッカーで5の字が加わったのは非常に大きいです!
パーツ類
増設貫通路1枚に、アンテナと新タイプヒューズ箱のランナー
旧タイプヒューズ箱のランナーが何故か余計に1つ入っていますが、予備品という感じなんですかね?
増結セット
付属品はヒューズ箱のみ
こちらは非軽量車のデハ8700形しか含まれないので、旧タイプのヒューズ箱のみ付属
お待ちかねの車両を見ていきます。
渋谷方先頭車の1号車デハ8606号車
前面
東急8500系として最後のスカート未装備編成、方向幕装備車としては東急全形式としても最後になった人気の編成
雰囲気バッチリじゃないでしょうか
8606Fは見た目とは裏腹に更新車でしたので、車体下部の裾が更新済みなのが特徴となります。
この点の再現をどうするかが非常に気になりましたが、スルーせずに印刷で表現
実車もあまり意識してないと分からないレベルではありましたので、1/150の世界ではこの表現で正解な感じはします。
折角なので鉄コレと並べて
鉄コレの方もデハ8606号車をセレクトしているので、全く同じ題材
GMが印刷で表現した車体下部の凸は、鉄コレではモールドで表現
10年の差があっても思っていた以上に鉄コレもちゃんと似ていますが、汎用性の高さではGM製品が嬉しいです。
側面
そして妻面側
この辺りは先行して出ている8615Fと変わりなく…今回も黄色テープは印刷済みです。
屋根周り
私の引きがたまたま良かっただけかもしれませんが、クーラーの合いが前回の8615Fよりも良くなっていたのは嬉しいポイントでした。
続いて2号車のデハ8706号車、こちらは増結セットに含まれます。
側面
コルゲートが途切れた標準的な仕様の非軽量車です。
続いてこちらも増結セットに含まれる3号車サハ8947号車
軽量車グループですが異端な13次車、張り上げ屋根仕様の軽量車が初めて製品化されました。
この編成は引退までIRアンテナが旧仕様だった点も特記されますが、この点は残念ながら再現されておらず標準的な仕様に
側面
肝心の張り上げ屋根はどんな感じかと言いますと…
屋根パーツの端を銀色に塗る形で表現
8000系だとそこそこ多いのですが、8500系に限れば少数派でありますし、この対応も致し方なしかな、とは思います。
お隣の純然たる軽量車のデハ8885号車と繋げますとこんな感じ
上にあって銀色が目立つ部分なので、もうちょっと濃い目に塗ってあげればより差を誇張してあげられますかね?
4号車デハ8885号車と5号車デハ8777号車
こちらは純粋に軽量車のユニット
4号車デハ8885号車は増結セット、5号車デハ8777号車は基本セットに含まれて動力車の設定になっています。
続いて増結セットに含まれる6号車デハ8827号車
10次車以降のコルゲートが繋がったタイプの非軽量車
この仕様でデハ8800形が出たのは地味に史上初
とはいえ、前回品のボディと足回りを入れ替えちゃえば良いだけではありますw
7号車のデハ8721号車
こちらも増結セットに含まれる車両
今回の増結セットは非軽量車のデハ8700形が2両含まれているので、なかなかありがたいセット構成であります。
増結セットに含まれる8号車サハ8923号車
こちらも10次車以降のコルゲートが繋がったタイプの非軽量車
鉄コレの時はサハ8923号車を名乗りながらもコルゲートが途切れたタイプモデルでしたが、ちゃんと実車の形状に忠実なものが完成品で出るのは感慨深いですね。
基本セットに戻りまして、9号車デハ8806号車
コルゲートが途切れたタイプのパンタ無し中間車はこの1両だけ
8615Fでも1両だけでしたので、地味にGMの非軽量車シリーズではコルゲートが繋がったタイプよりもレアものだったりします。
最後に中央林間方先頭車10号車デハ8506号車
こちらの車両は前面床下が実車と異なる部分
デハ8506号車といえば改造でジャンパ線受けが大型化しているのが特徴的でした。
が、今回の製品では取り付けエラーなのか、はたまた車掌台側のジャンパ線表現を重視したのか、旧タイプのものを装備する形に
理由は定かではないですが、デハ8506号車と言えば大型のジャンパ線受けのイメージがあったので直したい部分
個人的には他の車両と入れ替えてしまえば良いだけなのでノープロブレムではあります。
ということで、グリーンマックス 東急電鉄8500系非軽量車(8606編成・黄色テープ付き) のレビュー的なものでした!
GMから8500系非軽量車が製品化された時点で予想が付いた展開ではありましたが、やはり人気だった編成という事で注目度は高いのではないでしょうか?
東急テクノシステムでの保存車両や、東急スタイルでは本日(2022年3月8日)10時からローレル賞プレートレプリカをセットにした特別品が出るなど結構な盛り上がりを見せています。
8500系の非軽量車シリーズは一先ずクロスポイントブランドではありますが、1両単位で未塗装キット化という嬉しい展開があり一段落…という感じですが、古い年代も含めて色々と欲しいものであります。
↓オマケ↓
早速ですが、他の編成と取り換えてジャンパ線受けを大型化
やはり最末期の8606Fと言えばコレですね…それっぽくなりました。
更にオマケ…スカート切断前にちょっとしたお遊び
8606Fにスカート装備、定番のガセネタではありましたが、結局実現することは無く
模型的には車番とサークルKマークを除けば、今度出る8622Fが更新車ですのでこんな感じになるでしょうか?
こちらも非常に楽しみですね。