思いっきり他社被りネタで製品化し、尚且つ前面の印象がどうにも…という前評判でやはり苦戦してる感のある東急1000系の鉄コレ各種
何とかして前面だけでも製品状態から格好良く出来ないかというお話です。
やる前にまずは製品状態の整理
やはり一番違和感を覚えるのは、色差しが全くなくモールドのみで表現のライト部分
それにプラスして全体的に存在感がなく隙間が目立つHゴム部分、ひょろひょろでへなちょこなスカートといったところでしょうか
1022F
実車を眺めてみますと、鉄コレのライト表現は寧ろ間違っていないような感じもします。
違和感の原因はライト内がクリアパーツのみで暗くなってしまっているからと判断
とりあえず問題点の改善を試みてみます。
ということで、まずはこれをやらねばどうしようもなりませんので分解しまして窓ガラスを取り出します。
まずはひたすら窓ガラスのHゴム断面へと黒で色差し
普通にポスカの黒色を使ってみました、多少はみ出してもすぐに修正が可能なので安価に済ませたい場合はお勧めのアイテム
ボディの方もHゴム断面に色差し
この加工は、1000系に限らず他の鉄コレでもHゴムの存在感が上がって実車の雰囲気に近づくことが多いので良くやる手法です。
最大の問題点であるライト
どうしようか色々と試したのですが、裏側と前照灯プリズムの外側に白で色差し
実車のライト内は灰色に近い感じですが、車体の隙間に入るため暗く見えるのを見越し、あえて明るめの色で塗装
テールのプリズムにちょっと色が乗ってしまった場合は、上から赤色で塗ってあげると良いです。
一連の加工を終えまして、再度組み立ててみますとこんな感じ
どうでしょうか
右側にある製品状態と比べると、少しは実車の印象に近づいたかな…とは思うのですが
本文中で振れてませんでしたが、スカートはGMの最新ロットに交換、車番のインレタはお馴染みのトレジャータウン東急向けを使用しています。
折角なのでステッカーも貼り付けてみます。
こちらは純正のものをそのまま使用
この記事を書くために試作で色々と弄ってた五反田方の相方と合わせまして
如何せん先行するGM製品が設計的な誤魔化しはあるものの非常に良く出来ている製品ですので、今一人気の無い感のある東急1000系の鉄コレですが…
各形式ともに忠実に作り分けた屋根周りなど、GMよりも頑張っている個所は結構あるので、こちらももうちょっと頑張って弄っていきたいものであります。