鉄コレで良い感じに網羅されてつつある全国の地下鉄
近鉄電車と直通もしていますので、烏丸線は出るだろうと踏んでいたら京都市営地下鉄が無事に製品化されましたのでレビュー的なものでございます。
パッケージ
京都市営地下鉄としては初の製品化でありますが、特に飾り気のない白箱でありました。
上下面は前面イラストと側面の線画
箱だと色の制約か緑が若干濃い目
左右面は編成での側面イラスト
裏面は車両基地での実車写真と諸説明他
アンテナの案内はあるのですが、ステッカーの案内は無くなんと付属していないようで…
直通運用もあって選択肢が多い電車ではあるので、ちょっとどうなんだろう?って気はします。
前述の通りステッカーが無いので付属品は台車枠とアンテナパーツのみになります。
台車枠はFS505の文字があるのでちゃんと京都市営地下鉄専用のものに!
最近の鉄コレは結構台車が適当なのでコレは嬉しい
ということで、車両を見ていきます。
竹田・近鉄奈良方の先頭車1102号車
前面貫通扉部分の緑塗装が特徴的な電車ですが、模型的にも結構なアクセントに
印刷ずれもなく良好な個体でありました。
幕は近鉄線直通運用の急行奈良が印刷済み
…並べられるものの多さを考えると妥当ですが、史上初の京都市営地下鉄製品化なのに行き先が奈良とはこれ如何にw
実車は旅行の時に乗ったことがある程度なのですが、地元を走っている営団地下鉄8000系と非常に似ているデザインなので妙な親近感があります。
製造年次も近いので、何か関係があったりするのかは少々気になるところではあります。
側面
制御電動車なので足回りは機器が詰まっています。
カラーリング自体は昨今のホームドア社会を見据えて…?なんて訳は無いでしょうが、シンプルに上部にだけ緑帯が入るデザインに
帯上にある車側灯は何故か印刷表現
3次車以降でも位置は一緒っぽいので、何故この対応になってのはか少々謎ではあります。
妻面側
開閉可能な窓は印刷での表現に
3次車以降は全て固定窓になっているようなのでそれを見据えて…ということでしょうので、今後のバリ展には期待が持てそうです。
屋根周り
先頭側のアンテナへの配管類が結構目立ちますので、しっかりとパーツを付けてあげたいところであります。
竹田側から2両目の1202号車
パンタグラフのある電動車になります。
足回りはそれっぽい雰囲気…に似せたでたらめなのは相変わらず
拘るのであればしっかりと弄るのは必須といえましょう
妻面側は双方で配管周りを作り分けています。
各号車共通ですが、貫通扉の塗り分けがあるのもグッド
屋根周り
ちょっと屋根の長さが寸足らずのようで、微妙に隙間が…N化する時に上手いこと位置を調整して誤魔化しておきたいものです。
竹田側から3,4両目の付随車1302号車と1602号車
形的には一緒なので代表して1302号車をご紹介
側面
1302号車は殆ど機器がないすっきりとした足回り
対して1602号車は付随車ながらもMGを搭載しているので、詰まった足回りに
8両編成化を見据えて間に1400形と1500形を増結出来るように附番されていますが、未だに実現せずに今に至ります。
屋根周り
クーラー配置は4台分散ながらも真ん中2つがまとまっている独特な形態
パンタグラフ搭載車と非搭載車で同一の配置なのも、80年代頃からの流行りでありますね。
竹田側から5両目の1702号車と国際会館方先頭車の1802号車
前述の1102号車&1202号車と車番違いだったので、2両纏めての写真撮影で失礼しますm(_ _ )m
ということで、鉄道コレクション 京都市交通局(市営地下鉄烏丸線)10系1・2次車6両セット のレビュー的なものでした!
いずれは鉄コレで出るであろう案件だろうとは思っていましたが、ふるさと納税案件…という不安を裏切って普通に模型店で予約すれば購入出来るオープンパッケージで発売になったのが嬉しかった点の一つではありますw
日本有数の観光地でもある古都京都を走り、近鉄電車への乗り入れで並ぶ電車も多いのですので3次車以降へのバリ展や今後デビューする新型車両も期待したいところであります…流石に全線フルスクリーンホームドア完備の東西線は並べるものがあるとはいえきついでしょうしね(;・∀・)
折角なので最後に近鉄の3000系と並べまして…
1年半ほど前に買って以来、並べる相手が出ないかと心待ちにしていましたが、ようやっと並べることが出来まして
せめて模型の中だけでは、両形式を古都京都の地下鉄の中で走らせてあげたいものでありますね。