通販蒸発で色んな意味で大きな話題になった鉄コレの東急3450形でありましたが、遂にBセットも発売に
このご時世のみなので通販オンリー、お一人様1限というとても鬼畜な条件でありましたが、何とか買うことが出来まして、手元に届きましたのでレビュー的なものでございます。
パッケージ
緑一色だったAセットと差をつけるために、上部が屋根をイメージした灰色に
上下面はセットに含まれる各号車の前面線画
左右面は日車片運非貫通車…実質的にデハ3452号車の側面線画
線画多様でちょっと大人びた雰囲気なのは蓋つきの箱というのも合わせて事業者限定版らしさを出します。
裏面はステッカー貼り付けの諸説明他
この辺りのイラストとかも、Aセットとは抜かりなく変更されています。
対応パーツは当然ながらAセットと変わらず
中蓋を開けまして、中身
実車概要はほぼほぼAセットと同じ文章ですが、Bセットに当該車両が居る3499号車の説明を追記
実車写真は鷺沼検車区?で撮られたと思われるデハ3452号車
諸元表はAセットがデハ3450号車の解説をしていた部分が、デハ3499号車の説明に差し替えに
必要な部分に関して微妙な変更が加えられているのは、少し意外でありました。
右面は車両
上から日車片運非貫通車(実質的にデハ3452号車)、川車片運貫通車、川車両運車の3両セット
川車両運車はパッケージングの関係で収録の向きが実車と逆向きに…(後述します)
ステッカーはAセットと共用
台車枠が日車&川車の両方が付属しているのも一緒です。
ということで、お待ちかねの車両でございます。
まずは一番上の日車片運非貫通車…何度も書いていますが、実質的に特定ナンバーのデハ3452号車でございます。
ベースは日車両運のデハ3450号車と一緒なんだろうとは思いますが、パンタからの配管や窓の形態さなどを専用の部品で作り分けているのは流石でありました。
側面
足回りに関しては、まぁお察しの通りの鉄コレの吊り掛け車向けの汎用部品…
妻面側
地味に鉄コレ的にはコレでしか網羅されていないのですが、デハ3450号車の貫通側と組み合わせれば日車片運の貫通車も製作可能…というか、汎用性を考えるとそっちの方が嬉しく…
実車の人気度から考えるとデハ3452号車が網羅されるのも非常に納得ではあるのですが、コレ一両では本当にどうしようもないので処理に困る車両ではあります。
屋根周り
デハ3450号車を片運にしたもので、予備パンタ台などの表現も一緒でした。
続いて、川車片運貫通車
こちらはAセットに含まれていたものと全く同じ…
なんですが、まさかの含まれているのは幌無しでしたorz
うーん、編成中間に来ていたし幌付きで来るのかと思いきや…個人的には幌付きの方が嬉しかったので少し残念でしたが、致し方ないですね。
最後に川車両運車
実車プロト的にはデハ3498号車とデハ3499号車が当該しますが、その中でもデハ3499号車が鉄コレ的には当該車種のようです。
先ほどパッケージングの都合で車両の向きが川車両運車だけ逆になっていると書きましたが、その関係で足回りも逆向きに…
Aセットのデハ3450号車と繋ぐと向きがちぐはぐになっておかしなことになるので、N化の序に足回りの向きを変えてあげましょう
…まぁそもそもの鉄コレ的な足回りが実車と比較して(以下略
パンタ側からも一枚
写真で撮ると両運車のありがたみがあまり伝わりませんが、やはり必須な車両ではあります…両側に幌付きなのは、デハ3498号車&デハ3499号車としてみた時に正解ではありますが、デワ3043号車を作る時にどうしようかと考え中
前面
貫通扉が木製のままで据え置かれてしまっていますが、実車の3498号車と3499号車は共にスチロール製に交換済みだったらしいのであちゃーな部分…
気力があれば何とかしたいところであります。
ということで、総合車両電車市場オリジナル鉄道コレクション 東京急行電鉄3450形Bセットのレビュー的なものでした。
既に発売済みのAセットと合わせて、鉄道コレクションの世界で東急3450形の主要な形態がおおよそ網羅されたのは嬉しいものであります。
この売れ行きを考えれば是非とも増産をお願いして多くの人に行き渡るようになることを期待したいものです…。
最後に既に発売済みのAセットと並べてみる
ツッコミどころが完全にないわけではありませんし、売り方中心に言いたいことばかりではありますが、兎にも角にもテーブルの上で東急吊り掛け車の中でも一番人気があった3450形の素敵な姿を見れるようになったのは乙なものであります…。
昭和を全うし、平成に引退した東急を代表する車両が令和の世に模型として蘇る…とても素敵