東急の緑の電車の中でも、代名詞ともいえる3450形が遂に鉄コレで発売に…!
“まずはAセット”ということで、川車片運の3450形2両と日車両運の実質的に3450号車特定ナンバー1両を加えた3両が何時も通りのヨコハマ鉄道模型フェスタで発売に
値上げもあったのに蒸発に近いレベルで売れた逸品でございますが、何時も通りレビュー的なものです。
パッケージ
緑の電車シリーズで共通の緑基調のシックなデザインの箱です。
商品名は“東京急行電鉄”の方が正しいとは思いますが、分社化の影響なのか“東急電鉄”になっているのは少し違和感
ぶっちゃけ、分社化の30年前に引退している電車なので“東京急行電鉄”表記で問題ないとは思うのですが…?
上下面は含まれる3両の正面線画
左右面は川車製車両の側面線画
裏面はステッカーの解説ほか
別売パーツの案内
今回も台車枠は製品に付属しているので一安心
製品化許諾は東急電鉄に
地味に今年が新生“東急電鉄”になってから初の限定鉄コレですね。
ステッカー
本日電撃発表となったBセットと共通のもの
車番は
日車製の車両が
3450、3452号車
川車製の車両が
3468号車、3471号車、3473号車、3492号車、3495号車、3498号車、3499号車
といった具合に、大まかには鉄コレのプロトタイプに合致する車両が選ばれています。
この車番セレクトから察するに3450形シリーズはBセットで終わりで、日車片運貫通の車両と、川車片運の非貫通車&初期車は流石に網羅されないようですね(´・ω・`)
行き先や運番のステッカーはそこそこ豊富ですが、つきみ野が無いのが田園都市線オールM5両編成をやりたい人的には困るかもw
台車枠
なんと日車向け&川車向けの双方ともに網羅
値上げによるサービスアップとは思いますが、鉄コレの1箱に2種の台車枠が付属するのは前代未聞と思われます。
物自体はTM-05動力ユニットに含まれるものの黒成型版です。
ということで、お待ちかねの車両を見ていきます!
幌無し仕様の川車製片運車
前面
ライト類がクリアパーツで無いのは残念ですが、しっかりと3450形の表情になっているのは嬉しいところです。
3700形の鉄コレの時にちょっと顔のイメージが違ったので心配していた部分ですが一安心です。
海側の側面
武骨なデザインの旧型車らしい側面です。
東急マークは相変わらず印刷済みですが、コレは賛否が分かれそうな部分…車番はユーザー任せなのは嬉しいです。
山側の側面
ちなみにですが、足回りは台車除いて全車両で共通
これに関してはサードパーティーのグレードアップパーツに期待しても良いかもしれません
車端部
こちらも雰囲気出ていると思います。
屋根周り
全て一体成型で仕上げられていますが、そこそこ綺麗に纏まっています。
中間に含まれる幌付きの川車片運の3450形
幌付きという点以外は先ほどの車両と一緒
製品的に中間車扱いなので幌付きということになっていますが、ライト類も撤去されていないので実車同様に幌付きの姿で先頭に出してもOK
寧ろこっちの方が凛々しい姿で好ましいです。
日車両運の3450形…実質的に特定ナンバーのデハ3450号車になります。
Aセットに含まれる非貫通顔の車両はデハ3450号車だけ
アンチクライマー有りで、角度がはっきりしている日車製特有の格好良い顔つきです。
川車製の車両(右)と比べてみると、前面の差異は一目瞭然
Nゲージスケールの世界で上手く表現出来ているのは流石だと思います。
側面
両運の車両なので当然ながら乗務員扉も両側にあります。
パンタ側の前面
こちらは日車製ながらも貫通型
この形態の前面を持つ片運デハも欲しい人が多そうな気はしますが…
屋根周り
昭和50年代頃の姿ということなのか、再更新前の予備パンタ台が残されている姿を再現
やりたい時代的にコレは嬉しいものです!
ということで、総合車両電車市場オリジナル鉄道コレクション 東京急行電鉄3450形Aセットのレビュー的なものでした!
なぜ今まで出てなかったのか不思議なぐらいな待望の3450形、実車の人気と出来も相まって人気商品になるのもうなずくことが出来る逸品でありました。
出来ることならもう少し生産数が多ければもっと嬉しかったですが、兎にも角にも製品化されたことを今は嬉しく思います。