マイクロエース 東京メトロ半蔵門線8000系・更新車・改良品 のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

大分前に発売となり、プレ値が付いて久しかった東京メトロ8000系更新車がマイクロエースから再販に

 

プレ値が付いてまで欲しいものでは無かったし、再販になるなら折角だし買おうか…程度の認識だったのですが、製品PDFに車体裾の斜め形状(テーパー)を再現します!の一文を見つけて一気にテンションアップ!

 

という事で、初回分のタイプモデルと違って遂に出た「ちゃんとした」メトロ8000系…どんなものかということでレビュー的なものです。

 

 

箱から眺めていきます。

 

ここは何時も通りのマイクロエース

 

 

商品名からは遂にタイプの文字が消えまして…って、実は車体そのままの東西線仕様の時から消えていたのは内緒w

 

 

サブタイトルは「半蔵門線8000系!ドア交換車」らしいですが、更新車の象徴的な部分でありますね

 

 

久方ぶりにステッカーへの表記が復活していますが、本来T運用の74運行でSを出していたり、付属ステッカーはフルカラーなのに3色LEDで印刷だったりとちょっと突っ込みどころがありますw

 

 

それと、何故か劣化した感のあるジャンコード

 

見えないところでコストを下げているのか、はたまた特に意図が無いのかは不明

 

 

ということで、開封

 

 

説明書きはこんな感じ

 

編成が前回と同じ8109Fなのは何か意図があるのか気になるところ

 

 

付属のステッカー

 

フルカラーLEDで各停種別表示無しというちょっとニッチな時代のセレクトになっています。

 

量も少なめなので拘るのであれば、他から出ている別売のステッカー必須と言えるかもしれません(買って無かった気がする…)

 

 

基本セットの方

 

1号車8109~3号車8309までと、8号車8809~10号車8009までの6両

 

 

増結セットの方

 

残りの4号車8409~8709までの4両を入っています。

 

マイクロエースにしては綺麗に基本と増結に別れているのが珍しい気がしますw

 

 

ということで、押上方の1号車側から見ていきます。

 

8109号車

 

 

前面

 

初回品はタイプなのは致し方ないとして、前面車番もアレだったりしましたが、今回はフォントや大きさ含めてバッチリ

 

 

側面

 

 

この前発売になった03系以降のギラつくアルミ車体寄りのカラーリングになっています。

 

ドアの塗り分けも微妙に分かるような分からないようなって感じで、ようやっと最適解を見つけることが出来たのかなと思います。

 

 

そして最重要な車体裾!

 

確かに斜めになっているのが分かります…興味が無い人からすれば「コレだけ?」って話とは思いますが、タイプに比べて圧倒的にリアリティーが増して感動的な部分

 

共通項の多い営団6000・7000・8000系の中でも8000系にしか見られない特徴的な部分をよくぞまぁ専用の金型まで作ってやってくれたなぁという感じ!

 

いや、本当に…金型が共通項だから出来る電車レベルにしか思って無かっただけに、ここまでやってくれるのは本当に涙もんですよ…

 

 

ちなみにですが、Nスケールの急カーブで実物通りの構造を再現するとカーブで干渉しそうなのは心配ではありましたが、台車と干渉する部分だけが極薄で作られていてある程度はクリアできるようになっているようです。

 

 

妻面サイド

 

…アレ、なんかついてるなぁと思ってみてたら

 

 

なんか転落防止幌が再現されていますねw

 

仕様書には書いて無かった部分だけに、ちょっと驚いた部分です。

 

 

屋根

 

ベンチレーターが撤去されてのっぺらぼうな更新車の姿

 

 

クーラーはボディーよりもステンレスよりの銀

 

あー確かにこんな感じだなと納得(笑)

 

 

ライトを点灯させてみる…って、急行灯!?

 

 

まさかと思ってプリズムを分解してみたら、急行灯用のプリズム準備がばっちりありましたw

 

時代考証的にメトロ8000系更新車と急行灯の組み合わせはあり得ませんし、そもそも更新の際に撤去されているのですが…この点に関してはご愛嬌ですねw

 

スイッチ類でのONOFFも残念ながら不可なので、プリズムは抜いてしまいましょう

 

 

2号車8209号車

 

パンタ付の中間車でございます。

 

 

妻面から見ると、下部の窄まり具合がよく分かる萌え要素

 

 

側面は弱冷房車表記も含めて印刷済み

 

時代考証的に印刷で固定の物は、最初からあった方が個人的には嬉しい派

 

 

渋谷・中央林間方から

 

転落防止幌が異様に小さいのは、お隣の3号車に誘導無線の設置がある為となっています。

 

 

屋根周り

 

ベンチレーターが撤去済みなので、2丁パンタ車の車輛ではありますがスッキリという印象

 

 

逆側より配管を眺める

 

大分細い表現ではありますが、実車もこんなもんだったと思います。

 

 

3号車8309号車

 

更新に合わせて電装解除された付随車ですが、マイクロエース的には何故かここがモーター車

 

 

小さめの転落防止幌と共に別体化された誘導無線アンテナが素敵

 

故に取り扱いには少し注意が要ります。

 

 

側面

 

 

車椅子スペースにはベビーカーマークもあり

 

ベビーカーマークと種別無しフルカラーLEDの組み合わせが正しいかと言われると少し自信が無いです…。

 

 

屋根周り

 

パンタが無い車両なので、先ほどの2号車以上に当然ながらスッキリとしています。

 

ドアも大きくなってますし、そこそこ新車っぽい印象を受けるのが面白いところ

 

 

4号車8409号車

 

押上方転落防止幌が先ほどの8309号車と対になるので、小さめなのが特徴的

 

 

5号車8509号車

 

足回りも大分詰まっていますし、車両位置的にもここをモーター車にした方が正直良い気がするのですが…

 

模型的にそうならなかったのは、新規作成らしい足回りを他の形式にも使う思惑があるのかは気になるところであります。

 

ちょっと旬を逃した感はありますが、6000系や7000系の改良品も見てみたいところです。

 

 

6号車8609号車

 

 

6・7号車と続けて付随車なのに、足回りが5号車と共通で一瞬「えっ?」となりましたが、資料を漁ってみたら正しい模様

 

今回の床下は8000系専用のものが起こされているらしいので、非常に正確で驚きました…。

 

 

7号車8709号車

 

 

付随車らしく、こちらは床下がスッキリ

 

 

8号車8809号車

 

パンタ付電動車同士でも、ある程度床下機器の配置が作り分けられているのは感動ものです。

 

 

9号車8909号車

 

 

床下を見ると、意味深な取り付け穴

 

まぁ色々と展開はあるんだろうなぁということを予見させますので、今後が楽しみですねー

 

 

最後に(半蔵門線内基準)渋谷・中央林間方先頭車で10号車のクハ8009号車

 

 

8109号車もですが、前面下部には足回りの表現が追加されています。

 

 

が、大分奥まってしまっているのであまり目立たないのが残念なところ…

 

あと2㎜ほど前に出せば目立ってくれると思うので、頃合いを見て調整してみようかと思います。

 

 

ということで、マイクロエース 東京メトロ半蔵門線8000系・更新車・改良品 のレビュー的なものでした!

 

最初に発表を聞いた時は「なるほど、改良品…前回品買えなかったしとりあえず買うか」程度だったのですが、手元に来てそのクオリティーの上がりっぷりに良い意味で驚かされた一品でありました。

 

というか、実質的に改良品というより完全新規で1からメトロ8000系を作りました!って言って良いレベルの商品ですので、初回品の8000系タイプをお持ちの方も売り飛ばして今回の改良品にアップデートされることを強くお勧めしたいところです!

 

それだけ出来が良いですよ!!