東急電鉄大井町線・田園都市線の着席指定列車「Q SEAT」2018年12月14日より運行開始! | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

6122F @藤が丘

 

“Q SEAT”車が3号車に連結される6020系

 

 

LCカーの2代目デハ6322号車に置き換えられる、ロングシート車の初代デハ6322号車の記録はお早めに・・・

 

http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20181023-1.pdf

↑東急電鉄公式の発表へ

 

ということで、大井町線発田園都市線長津田行きのLCカーに関して公式発表がありました。

 

愛称は商標登録速報や、ラッピングが完了したLCカーの2代目デハ6321号車のラッピングの内容通りに「Q SEAT」となりました。

 

運転本数は、事前のプレスで公式発表がありましたが、平日夜の19時30分発~23時09分までの5本

 

この手のライナー列車は、首都圏において全てがライナー専用の種別で運行されるのが定例に対し、今回の“Q SEAT”は3号車の1両だけ、種別も通常の急行扱いという、いわば一部特別車方式を取っているという点が大きな特徴といえます・・・賛否両論あるとは思いますが、個人的には一部特別車方式という部分はかなり高評価の部分であったりします・・・7両編成化で余裕が出来たところの1両をLCカーに切り替えるっていう対応もなかなかグッドだと思います。

 

料金は微妙なラインと言えそうな400円

 

小田急線の新宿→町田のロマンスカー特急券が410円、京王ライナーが1乗車400円であることを考えれば、妥当とも言えますが、ほぼ確実に座れる大井町始発で・・・ってところを踏まえると微妙な感じもするところではありますが、人数が保障された車内の快適性ってところを踏まえれば・・・ってところでしょうね。



※東急電鉄公式プレスより

 

有料での乗降可能駅は大井町線内の大井町~自由が丘までの急行停車駅、降車可能駅は田園都市線に入って二子玉川~鷺沼までの急行停車駅、横浜市内に入ったたまプラーザ、あざみ野、青葉台の各駅はフリー乗降可能となっています。

 

こういう系の列車だと、有料区間は乗車オンリーで、フリー乗降区間に入ってから降車可能っていうのが通例ですが、Q SEATの場合、大井町→旗の台などの有料区間オンリーの乗降が可能であったり、降車のみが可能な停車駅というのが設定されているのが大きな特徴ではないかなと思います。

 

降車オンリーの駅の中でも、特に二子玉川駅はまさか有料区間オンリーで乗る人も居ないだろう・・・って駅ではありますが、二子玉川駅を乗降扱いにしてしまうと、田園都市線渋谷方面から乗ってきた乗客が二子玉川駅から乗りこんでしまい本来意図している“大井町線から田園都市線方面に帰宅する通勤客の利便性向上”っていう意図に反してしまう為に、起点の大井町駅からたった10キロ程度しか離れていないにも関わらず、やむを得ず降車専用駅・・・という扱いをせざるを得ないだろうなぁとは推測しています。

 

専用種別では無く急行のままという扱いを考えれば、ベストな対応といえますが、裏事情が見え隠れする部分だなぁとは思います。

 

とはいえ、たまプラーザ駅までは有料料金を払った乗客しか乗車できないというのはなかなか快適だと思いますので結構良いのではないかと・・・

 

注目の運行開始日ですが、12月14日(金)のスタート予定、LCカーの入れ替えが済んだ6020系に関しては11月中頃からの運行予定とのことで、恐らく10月下旬頃から行われるであろう試運転に関しても押さえておきたいところです(笑)

 

兎にも角にも、田園都市線系統で始まる着席指定列車という試み、どうなるかは沿線民としてしっかりと見守っていきたい所存であります。。。