マイクロエース 東急5000系6次車偶数編成 を入手したのでレビュー的なものを書いてみる | TKKseries8000‐677

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撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真



KATO 5050系の発売を目前に控えている中・・・

押さえきれなくて買ってしまいました、マイクロエースの5000系!



何故この期に及んでマイクロエースの5000系なのかと言いますと、KATO製品の5050系と並べてニヤニヤしたいというのももちろん理由の一つ



もう一つの理由として、5000系の6ドア廃止が宣言されてしまった以上、5000系の6ドア車が入ったまともなモデルが出るのはこのマイクロ製品だけになってしまうのではないかという危機感(^_^;)

正直言って5000系の6ドア廃止が宣言されなければKATO製品で5000系が出るまで待つつもりでした・・・。



あと、これも重要な点でありますが、企画に東急車両 電車市場 が関わっているのもポイント!

今後同じ仕様で再生産があったとしても東急車両の名が載ることは絶対にありませんので、無理をしてでも入手しておきたかったのです。

・・・ということで、説明書ほか付属品から見ていきましょう



説明書は基本増結でほぼ共通のものなのでこれで勘弁してください

宮崎台駅の中央林間方という比較的マイナーな撮影地セレクト



ステッカーも基本増結で同じものが入っています。

全種別網羅してくれてるのは良いんだけどさ・・・長津田を選択肢に入れましょうよ・・・


ステッカーに関しては何時も通り(悪い意味で)のマイクロエースという感じです。

この点ではGMが上・・・と言いたいところですが、GMさんは最近ステッカーを別売にし始めたので殆ど変らないというアレ

ホント、なんで自社の強みだった部分を弱みに変えちゃうんですかね。

・・・おっと、話が逸れたのでマイクロの5000系に戻ります。



基本セットは渋谷方先頭5114号車と、5614号車~5014号車の6両

モデルとなった5114Fは全車がダルフィニッシュ加工ありの編成でそこまで特徴が無いのでマイクロらしからぬ(?)セレクトといえますw

・・・色々と因縁のある初の東急車という事で無難なセレクトなんでしょうかね



先頭車のはしご部分には破損防止の為なのかウレタンが入っていました。

マイクロらしからぬ良いサービスですね、ウレタンも何時ものキツキツ状態じゃなくて若干の余裕がありましたし、少し良心的です。



増結セットは2号車5214号車~5514号車、ということで6ドアの比率高めですw

先ほど基本セットの方でウレタンがキツキツじゃなくて良心的と言いましたが、こちらの方は逆にキツキツorz

製品において一貫性が無いのは何ともマイクロらしいと言いますか・・・(良い意味でも悪い意味でも)、もしかしたら基本セットの方の引きが良かっただけかもしれませんが



では、いよいよお待ちかね車両本体の紹介へ

あまり広くない自分の机の上に10両編成並べるだけで一苦労ですw


ということで、渋谷方先頭1号車の5114号車から若干端折りつつ紹介していきます。



では、まず最初のに渋谷方先頭車の5114号車



マイクロ製品の魅力は何と言っても銀の塗り分け!



実車同様に艶消しの有無を再現してくれていて堪りません!!

マイクロ製品のこの出来をしてしまうと、銀の塗り分けすらしてないGM製品を買う気が失せます。



車輛の要といえる前面も5000系らしくて良い感じです。



幅もしっかりと5000系の薄いタイプのFRPを再現してくれているので大満足です。

KATOの5050系は太いタイプのFRPをしかっりと作ってくれたようなので、KATO製品と並べてニヤニヤ出来そうです。

※5000系列FRPの差については、過去記事参照



5000系はマイクロエース初のシースルー運転台という事で、前面内部の作りこみも気合が入っていて凄いです。

・・・が、KATOさんがこれ以上気合いを入れたものを作ってくれるようなのでこの点に関してはマイクロの優位性が落ちそうです(^_^;)

でも、ステッカーで運転台を表現しろって言ってるGMさんよりは全然マシですし、初めてマイクロ製品を見た時はこれでもかなり凄いと思いましたがw



目につきづらい妻面もしっかりと再現

・・・逆に実車がこんな風になってたっけと再確認させられます(^_^;)



クーラーは偶数編成という事で、日立製のHRB504形を搭載しています

が、例外の車輛が1両だけ居るので改めて紹介します。



2号車の5214号車



弱冷房ステッカーはしっかりと印刷済み

この辺りは流石マイクロエースといった感じ

・・・たまに余計なものまで印刷済みにしてくれてることもありますが(^_^;)



3号車の5314号車

ここまで褒めちぎってきましたが、マイクロ製品ということでパンタグラフが非常に宜しくないです・・・が、この5314号車はまだ比較的ましな方です。



3両含まれる6ドア車のうち代表という事で、4号車5414号車に登場して頂きました。

この車両はIRアンテナ装備なので6ドア車の中でもなかなか個性的!



なかなかごついパーツですが、実車もこんなもんなので良しということで



GMでは印刷で済まされている妻面のルーバーはなんとモールドで表現されています!

・・・いや、待てよ、モールドで表現するのが普通だろ!!!!!


丁度、妻面の部分に来たので解説しておくと、ドア部分はマイクロにしては珍しく車体色と同じ色で済まされています。

5114Fの実車は車内色と同一の青系の色だったと思いますが・・・まぁ、走行中に見える部分ではないので全然気にしませんが



この5414号車はかつて5103F(だったと思う)の中間車だったので三菱製のCU708形クーラを搭載しています。

日立製と比べて少し丸みが少ないのが特徴です。



5号車を飛ばして次は6号車

5000系6ドア編成の中では珍しい純粋な中間車

もう1両の2号車は弱冷房車なので、飾りっ気がないパンタ無しの4ドア中間車はこの1両だけです。



7号車の5714号車

↑の画像を見てお察しして頂けるぐらいパンタが酷いですorz



9号車の5914号車

パンタが(ry

ネットで見てるとKATOの285系用のやつに取り換えると良いらしいのですが、横浜界隈のお店で売ってるのを見かけないんだよなぁ(´・ω・`)

今度KATOから5050系が出る時にパンタのパーツの別売って無いのかなぁ・・・

うーん、KATO製じゃなくてGM製でも構わないから早く何とかしたいですね。



最後に10号車中央林間方先頭車の5014号車

最後までパンタ以外は突っ込みなく・・・っと言いたいところなのですが



残念ながら5014号車のスカートが欠けているというエラーがあります。

実車の5014号車はデビュー当時からスカートの欠けが無かった筈ですが・・・どうしてこうなった

ここだけは本当に残念ですねぇ・・・気になる人はGMのパーツを調達してくるなり、思い切って強化型スカートに取り換えて編成のプロトタイプごと変えてしまうというのも面白いかもしれません

5115Fのデビュー当時、5000系唯一のサークルⓀ仕様とか意外と面白いと思いますが如何でしょうかw



ちなみにここまで触れてきませんでしたが、連結間隔について

昔のマイクロみたいに広すぎるという事はなく、アーノルトカプラーですが、良い具合の連結間隔です。

この点に関してはリアルなものの連結のしやすさの点ではアーノルトカプラーに劣るKATO独自のカプラーを採用したKATO製品よりも勝っているかなぁっと個人的に思います。

この辺りは好みの問題だと思いますが、個人的には連結させやすいアーノルトカプラーで連結間隔が短い方が好きです。



最後に製品付属のステッカーを貼り付けておしまい

5000系は準急の運用のイメージが強いので双方とも準急に

・・・下りの準急はこの製品が出た時にはありませんでしたね(笑)


ということで、マイクロエース東急5000系のレビュー的なものでした。

中古価格の安さに引かれてGMの5000系に手を出すよりは、少し無理をしてでもマイクロエースの5000系を探した方が満足度は高いと思います。

ここ最近KATOの5050系発売が間近になっている影響か中古市場でもそれなりに見かけるようになったので欲しい人が今がチャンスかも!

アタリハズレ激しいマイクロ製品の中でも、この商品はかなり良い方でKATO製品に比べても遜色がない部類に入ると思いますので、東急が好き、田園都市線が好きって方は是非コレクションに加えて欲しいですね。


KATOがモデル化することによってマイクロエースの東急シリーズは展開が難しくなったかもしれませんが、5101Fデビュー当時仕様や東横線5050系のサハ代用デハを組み込んだ編成とかマイクロエースらしいニッチな商品展開に期待しているので、マイクロエースさん、これからも期待しています!