元気に育ちました!
明らかにおかしい! コレはちょっとヤヴァイかも? と気づいたのは去年の10月頃。
その2年くらい前にゆる低糖質ダイエットとかして、普段の食事の白米とか結構減らしてた時期があって、その後低糖質関係なくなっても胃が小ちゃくなったのか全体的に食事量も少ない食生活が続いてたんですよね。
それが、オニギリ1個で胃のあたり中心に、腹が前にせり出す感じになって。
多少デブってても、腹筋でおなかひっこませて「なんちゃって◯イザップ」とかやってたお腹の辺りが引っ込まなくなってきた。←コレ、地味にショック。
そういえばすぐにお腹いっぱいになって、食後お腹全体も張ってる感じになる。太ってるだけにしてもなんかおかしい。なんか違和感ある。正直苦しい。
(食べるご飯の量少ないと痩せると思うでしょ? すぐお腹空くんでお菓子食べちゃってデブのままです)
鏡で見ると、食後の腹は「何ヶ月ですか?」って感じになってる。
コレはヘソ上まで来てる筋腫さんが、他の内臓圧迫してるに違いないわー!(確信)
と、慌てて1度だけ行ったレディースクリニックに駆け込む。
内診で「デカいよ!」と。(うん、知ってる)
もし更年期に突入してるなら小さくなる可能性もあるという事で、血液検査。←検査で更年期かどうかわかるんですよ、奥さん!
ちなみに、最近の女性の閉経平均年齢は「51歳」だそうです。
私と体質の似てる実家のママンの閉経は54歳。
この時点での私の年齢は、49歳!(月が代わってすぐ50になったけど)
ボーダーラインというか悩ましいお年頃ですなあ!
血液検査の結果は「今のところ更年期に入ってる数値ではない」で、放置だとどんどんデカくなるので、もう手術した方が良いかも、と。
実際、生活に支障出てるからね。
って事でまた女子医大に紹介状書いてもらって再診(久しぶりなんで初診扱いだけど)。
今回順天堂ではなく女子医大にしたのは、一応事前に調べたら、以前と違って今ではバンバン腹腔鏡やってるってわかったから。
普段お世話になってるし、何よりうちから近い(徒歩圏内)!
あと待ち時間表示とかシステマチックで好きだ。
(順天堂はそこらへん昔ながらで好きではなかった。受付番号あって、パネルに表示されるシステムはあるけど数人分の番号がが「パッ、パッ、パッと「上書き表示」されるのでまず見逃す。で、結局ナースさんに「名前で」呼ばれる。←10年前のことなんで今は知らんけど)
内診で「大きいけど、薬で小さくすれば腹腔鏡イケマスよ」と言われMRI。
もー、ビックリするくらいお腹の中はヘソ上まで筋腫満タン状態でした。
まーあ、立派に育って…。
↓プリントしてもらった画像(横から見た図)がコチラです。
団子三兄弟。
複数の筋腫が「8.5cm」に成長して、ギュウギュウに積み上がってる。上図はボディの真ん中断面で、もっと左右にも小さいのとか何個か居ました。とにかく満タン。肉まん6個くらいお腹に詰めてる感じ。子宮全体で一番大きい距離(下の端っこから上まで)が23cmくらいになってました。
へそと背骨の間に一個挟まるように育ってて、コレのせいでお腹が引っ込まなくなってるんだなー。
画像だと腸が何処にいるのかわからない状態で「写ってないって事は、多分全部胃のある上の方に追いやられてる」と。
だから食後胃のあたりが出てたのねー。
筋腫に引き伸ばされて子宮の内膜も広がっていたので、そのせいで出血量も多くなっていたらしい。(わかりづらいけど、S字になってるのが子宮の内膜)
で、このままでは腹腔鏡無理なデカさ。
なのでホルモン剤(レルミナ)を毎日服用して、半分くらいのサイズ目指しましょう、ということに。
レルミナは最近保険適用になったばかりのホルモン剤。保険適用のくせにお値段はかわいくなくて1ヶ月分で8,500円くらい。(5ヶ月飲んだんで4万オーバーの出費が痛い)
レルミナの他にもお注射タイプとかいくつか選択肢があります。←副作用とか合う合わないとかで変更したりも。
たしか、レルミナ(毎日服用)と月イチの注射と選べたんですが、レルミナの方が合わなかった時他に切り替えやすいかなと選択しました。
結果的に副作用も軽めで、筋腫は腹腔鏡可能な半分くらいのサイズになったので結果オーライ!(人によっては全然小さくならねえ…って場合もあるそうす。)
筋腫の成長には女性ホルモンが欠かせません。
レルミナ飲むと、閉経状態と同じになって(偽閉経)女性ホルモンの分泌が減るんだか止まるんだかして、そうすると筋腫が小さくなっていくのです。
じゃあこの薬飲み続ければいいんじゃね? と思うのですが、コレ飲んでると女性ホルモンが無いせいでどんどん骨密度が減って骨粗鬆症になるリスクが非常に高くなるので、長くても連続服用は6ヶ月と決まっています。(人によっては、その後6ヶ月休んで検査して問題なければ再度服用、というのもあるみたいです)
あと「偽閉経」なので更年期と同じような症状が副作用として出ます。
症状はホットフラッシュ(火照りや多汗)やらダルイだのイライラや鬱症状だの抜け毛や肩こりや頭痛に関節痛他、体の不調多数。←人によって違うので、どう出るかは飲んでみないとわからない。(10年前、手術より実はコッチが怖かった)
そして当然、服用中は生理が来ない(これは嬉しい)。
私の場合、サイズが大きいので5ヶ月くらい服用で4月手術くらいが良いんじゃないかと。
うぬ、仕事の予定とか見ても、そこらへんがベストタイミング!
ついでに、普通の腹腔鏡じゃなく「ダビンチ」によるロボット支援での手術に決定!
なんか面白そうだねっ!(遠足決まった園児脳)
(ところで「ダヴィンチ」ではなく「ダビンチ」なのはなんでかね?)
腹腔鏡手術とは?
お腹を掻っ捌く開腹と違って、おヘソとおなか周辺に数カ所穴を開けて、先っぽにカメラやハサミとか付いたいわゆるマジックハンドをお腹に突っ込んでの手術。
通常版はマジックハンドを医師が直に握って操作するけど、支援ロボ「ダビンチ」だと、先っぽ操作自体はロボがコントロール。医師は遠隔でロボの操作をします。
精密度が全然違うらしいですぞ。
切腹してお腹を閉じる開腹手術より、腹腔鏡だと傷が小さいので術後の回復がめっちゃ速くて体の負担も少ないそうで、入院期間はだいたい5泊6日(開腹だと10〜14日くらい?)。そして、同じ腹腔鏡で入院期間は同じでも、ダビンチの方が回復更に速いらしい。まあ素敵!
話はそれますが、実家ママンは私を帝王切開で産んでくれまして(なんかちょっとヤヴァかったらしいです)、術後は一月くらい入院してたそうです(私も保育器で1ヶ月入院)。お腹の傷も、ヘソ下から恥骨上くらいまで縦にザックリ。←子供の頃「赤ちゃんはどこから来るの?」という私の問いにママンは「ココがパカっと割れて出てくるんだよ」。割と長いこと信じてました。
ただなんでも腹腔鏡で出来るわけではなく、サイズとか癒着の具合とか色々検討して決定するそうです。
先達のブログとかみてると「腹腔鏡だったけど途中で開腹に変更(もしくは小開腹)」とかもあるらしいけど、私の担当医師さんは「自分はビビリなんで、そんな途中から開腹になりそうな微妙な時は、最初っから開腹にします(途中変更はした事ない)」だそうです。
開腹だと全摘の場合まるっと子宮切ってそのまま取り出せるので平均3時間。腹腔鏡だと細かく刻んで下から出すのに時間かかって、ちょっと長めの平均4時間。
あと、子宮筋腫手術の選択肢として「子宮全摘出(卵巣温存)」「子宮と卵巣もまるごと摘出」「筋腫だけ摘出(核出手術)」があります。
若くて妊娠希望の方は子宮は残して「筋腫だけ」を切る方が多いのかな。(筋腫部分だけ抉り取る。小さいのだと取りきれないので再発も有る)
子宮全摘出でも「卵巣も切っちゃうか残すか」の選択がありまして。
子宮と卵巣両方取っちゃえば、お腹周りの婦人系疾患(卵巣ガンとか)に今後悩まされることはなくなります。
が、卵巣を取っちゃうと、イコール閉経となってホルモン分泌がされなくなり、骨密度が下がって骨粗鬆症のリスクが高くなります。
卵巣残しておけば子宮は無くてもホルモン分泌はされて、自然な「閉経」の時まで卵巣さんは仕事してくれるんで、骨量とか踏ん張れる。
私の場合は、前に自主検査した時に既に「70代」って言われるくらい骨密度低かったんで、卵巣は残すことにしました。
10年前は「全摘出」にビビっちゃってた私ですが、今回はもう、最初っから「全部取る」気満々で。
年齢的なのと、生理の量増たりご飯お腹いっぱい食べられないしでQOLどんどん下がるし、いやもう、要らんわ子宮! ってなってましたねえ。
当時は「開腹一択」だったであろう巨大サイズも無事腹腔鏡で(しかもロボで!)手術できて、とっても良かったと思ってます。
ちなみに、「やべぇ!」って思った時のマイボディ。
特に満腹時ヒドイ。
デブってても縦線出る人です。