急に叩き起こされた夫はきょとんとしていた。
「これどういうこと?」と通知画面をみせると、開口一番「何?わからない」と。
認めないのは想定内だった。
しばらく夫は黙っていた。
夫は窮地にいるときには、決して余計なことは言わない。
まるで黙秘権を行使するかのような態度になる。
でも、通知は1件ではなく2件。
「間違って、ではこれはこないよね」と断定する言葉を投げかけると、さすがに言い訳はくるしい状況と夫もやや観念した様子をみせてきた。
「携帯1台売ろうと思って。ずっと前に登録したのがどうなってるか確かめてみたんだ。
でもそっちに通知がいってると思ってなかった。入れなかった。」
そう話す夫。今回のはいつも完璧に隠蔽工作をしている夫のイレギュラーなミスからの発覚ってことか。
そしてまた黙秘と否認にもどる。
そもそもカカオトークが必要な状況?ときいても「いや、昔入れてみただけ。結局全然使わなかった」と核心の答えは出てこない。
ログインしてみてって言ってみたが、ショートメールがきた電話番号で入れ始めてもログインできない。あとの2台の番号でもログインできない。
「ね、できないでしょ」と、ちょっとホッとした顔の夫がいた。
でも私が試しに新規登録して、夫の番号でアカウント検索をすると、間違いなく夫であろうアカウントがでできて、トークも送ることができた。夫くん、ちゃんと登録できてるよ。
カカオトークってみんな使っているものですか?
夫のアカウントにログインできたら、真っ黒黒なトークがたくさんたくさん出てくるんだろうな。
心がえぐられるだろうけど、みたかったな。残念。