久々の投稿になりました。
一度サボるとなかなか指が動かないものですね。 (^^;
最近では、「中国貿易実務のビジネスセミナー 」なども行っていまして、
細々と忙しかったこともありますが、
サボっていた理由を言い訳したところで、個人の問題なので知らんがな!ってことですね。(^◇^;
「自由貿易区」を理解するために、知っておくべき5つの背景
最近 「中国上海自由貿易試験区」 (以下 自由貿易区)についての話がよく話題に登ります。
上海にいらっしゃる駐在員の方でも、正直何がどうで、だからどうなの的な感じというか
実際に質問を受けるときにも
「 あの~、 自由貿易区・・・・って、結局どうなんですか?」
???という具合に、どう質問していいか自体もはっきりしてないんだろうなぁ、
みたいな質問の仕方をされます。
それでも何かにつけ話題になるので、話について行けるくらいの
情報だけは知っておきたいところなのでしょう。
どうして、こんなに急にワーワー言い出したのか、
なぜ、シンガポールや安倍さんまで脅威に感じだしているのか、
自分たちの仕事とどう関係してくるのか、など
仕事柄、理解している内容を踏まえて、私なりのまとめを
少しお話しようと思います。
まぁ、私もネット上でニュースをかいつまんで見ていますが、
・ 金融緩和
・ 直接投資
・ 人民元の自由送金
・ 税金の優遇政策
・ 第2の香港・・・
等・・・
(中には、ユーチューブが見れる! と言う事ではしゃいでる人もいましたが、
これはあんまり関係ないかと。笑)
でも、結局「自由貿易区」 のスペックだけを羅列したところで、
今までの保税区と何が違うの? や、 なぜ人民元の自由送金なの? と、
その意味やすごさなど、何が言いたいのか分かる人は、意外と少ないようです。
「自由貿易区」という性質上、当然貿易が関係してくるんですが、
そもそも 「自由貿易区」 ってなに? というところからいうと
一言でいうと 「保税区」 のことです。
保税区って、さらっと言いましたが、言葉だけは今までもあったんですが
「保税区」の機能自体、意外とピンときてない方がいるということ自体、
実はセミナーしながら最近気づきました。(笑)
保税区とは、私達の生活に身近なところでいうと、
「空港の免税店」 の事です。
もうちょっと具体的にいうと海外に行こうとするとき、
空港でイミグレ (パスポートチェック) を抜けた、向こうの区域ですね。
国境とは少し違いますが、国内の税制が適用される、されないの、
境界エリアのことです。 もちろん、国際線だけですよ。
子供のころ鬼ごっこをするのに、小さな円でそこだけはタッチされても
つかまらない安全地帯を描きましたが、そういうイメージですね。
なので、免税店の商品というのは、海外から持ってきた貨物が、
飛行機から降ろされてから、まだ 「国内に入ってきていない状態」 なわけで、
関税を支払う前の保税エリアですから、品物は免税状態になってます。
なので海外に出かけていく人が、その保税区でモノを買って、直接海外に
持ち出せば、課税されていない分だけ安く買えるということになります。
(ちなみに、国内からチョット行って、パッと買って、サッと戻るのは駄目なの?
というのは、考えがちですが、当然NGです。
本人が海外から来た証明できる場合に限り「免税枠」が適用されます。)
「保税区」というのはそういうところです。
要は税制上 「まだ国内じゃない場所」 ということですね。
この 「保税区」 の特性を活かして、もっと大きな意味で
モノやカネを動かす事ができるエリアが 「自由貿易区」 の実態です。
それの何がすごいの? と思うかも知れませんが、
スタートは試験区として、小さな範囲でスタートするわけですが、
この解釈を少しずつ広いエリアに拡大していくとどうなるか!。。。。
ということが、ちゃんと分かるかどうかです。
会社ができて、工場ができて、フムフム、 ということは想像できても、
もしもこの保税区のエリア丸々私たちの生活エリアを飲み込んで
しまって、もっと将来的に、人が住んで、スーパーができて、病院ができて、
学校ができて、産業と、居住が一緒になってしまったら!
・・・・ 第2の香港の意味、辻褄があってきますよね。
ちょっと飛躍したようにも聞こえるかも知れませんが、
できるかどうかは別として、本当に、本当になれば
それくらいすごいことです。。
でも時間を掛ければ、できなくはないと言うのも、中国は現に
香港、マカオだって、1国2制度の実績を持っていますからね、
ルール作りの下地はある、とも言えます。
土地だって、例えば、海に浮かんだ島に街を作ることもできますね。
既に稼動している港の島を埋め立てて広げるとか・・・
冗談かどうかは分かりませんが、このエリアでの
カジノ構想も呟かれています。
広東省では、マカオ、香港などが合法な収入源になっていますから、
まんざらではないかもしれません。
ただし、これらの信憑性はまだまだ不明ですので
差し引いてください。
でも、まだそれだけじゃありません。それを進める事の意味が
中国にとってどれだけ政治的に大きな改革になるのか、という
カードがあるわけです。
だからこそ、他のハブ港のポジションを競い合っている先進諸国も、
安倍さんも、そういう発想の可能性を否定できないところに脅威を
感じているんだと思います。
さて、ではこの 「自由貿易区」について詳細情報はまだまだ
明瞭になっていない状況ですが、
少なくとも今現段階までの状況をちゃんと理解するには
「5つ」 の背景政策を把握しておかないといけません。
自由貿易区を知るための背景 5つ とは、ズバリ
1. 加工貿易
2. 保税区
3. 物流円区
4. 増値税還付
5. 外貨管理
です。
これで 「あ~!」 となる人はかなり勉強されている方だと思います。
これは、中国の発展を支えてきた、近年30年~40年の歴史の核心に
他なりませんが、決定的な部分で一長一短がありました。
早い話しが、そのいいとこ取りをした (一応) 最終形ということになるかもしれない、
というところです。
(でも、最後にそうはならないのが、中国らしいところ?・・・・・)
では順を追って説明していこうと思います、が、
長文は読む方もつかれますので、この続きは次回に書くことにします。
それでは、また。
※ 全体の話がわかるレベルを優先しますので、
専門的で細かい内容はあえて割愛する場合があります、
ご了承ください。
※ ご存知のように情報はまだまだ固まっていない状況で、かなり個人見解入ってますので、
信憑性についての責任は負いかねます。
