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アジアの架け橋を目指す、上海で働くアジア人総経理のブログ

上海佳奈国際貨運代理有限公司
雅奈(上海)国際貿易有限公司 総経理。
日本で生まれ、韓国で学び、中国で働く アジア人44歳。 

中国での実践ビジネスを通じ、ビジネスマインド、本にはのらない現地の生の会話や情報を、本音でアウトプットするブログ

昨日は昔から交流のある会社の、新規に赴任された総経理とお話をする機会がありました。

その会社の工場がまだ穴ぼこだった時から、歴代の総経理が引き継ぐ度に可愛がって頂き、それぞれの総経理に本当に気持ちよくお付き合いして頂きました。

一言では言葉に表すのが難しいのですが、この会社にくる度に総経理然り、社員の皆さん然り、なにか「惹き付けられる人間味」というか、「優しい空気」というか、を感じます。これが不思議なんですが、いつも、どの総経理の時もずっとそうなんです。

そういう人だけを選んでいるのか、というと、消してそんな訳はないと思うのですが、この会社の総経理は日本人が交代で勤務されてきていますが、初代の総経理の方は現会長で、また、中国法人には別途中国人の董事長がおられます。 このご両名は本当に「人物」で、本当にビジネスパートナーを大事にされるこのグループの会長の企業精神と、それを受ける中国法人の中国人董事長も同じく「人」と「信頼」を大事にされておられます。

それが会社全体に浸透していて、それが営業にも存分に発揮されているのを垣間みるエピソードをお聞きしたので、記録として書き残します。



まずお付き合いのある業者に対しては「下請け」という発想をしません。全てビジネスパートナーとしての考えが浸透していて、人の信用力でつきあえる会社を優先されます。

またそして機会がある毎に、関連業者を集めては工場の紹介をし、会食などをされるのですが、その度に問い合わせがあり、いくつかの受注に結びつくと言う事で、普段から積極的な営業活動するというよりも、そういう機会に信頼を相互に確認できるパートナーと業務提携する形を取り入れていらっしゃいます。

そういう中でのエピソードです。
商品のアイテム名は支障があるので詳しくは書けませんが、あらたな大口の受注が決まるというお話をされているのを伺っていると、始めはふんふん、と聞いていましたが・・・、「ん?」とふと疑問が。

もともとその工場で生産している商品とは全く違う路線の商品アイテムの話しをされているんですね。そこで、
「お話し聞いてると、御社の生産アイテムと違うじゃないですか、そういう生産もやってましたっけ? それがどうして受注に繋がるんですか?」と私から質問をしました。

すると総経理曰く「いや、実は前回弊社をご案内した企業さんなんですが、弊社の会長、董事長の話しを聞き、工場を見て、工員、社員と工場内の管理や行動を見ていて、うちとやると決められたんです。」

と、その理由が

「まず、トップの人間は話す事は「理想」が先攻して下がついてきていない事も珍しくないなかで、この会社は董事長の考えが浸透していて、管理ができていて、信頼が置ける。 うちの商品は作られればいい、と言うだけではなく、大事なのはそういった「信用」をクリアできるかどうか。 御社ならうちの商品を任せられると思いました。」

そこから技術的なこと、条件的な事を詰めてきたといいます。

しかしあまりにも畑が違う工場をつかうという話しに、先方の責任者が改めて、わざわざ視察に来られたそうです。 そして視察を一通り終えて、董事長におっしゃった言葉が、「もともと中国に工場を探しにいくということで、それなりに関連の物を作っているメーカーをいくつか拾ってくると思っていたのに、なぜこのメーカーなのか?と疑問に思い来てみた。 来てみて部下のいう理由に納得しました」との事。

仕事をしていると、どうしても自分の関連分野や商品から物を発想しがちです、また、奇抜な発想や、視点の転換で違う違う事にチャレンジして成功した話しも聞いたことはありましたが、「信用」や「企業理念」の成熟度のグレードから発想するという話しは聞いたことはありませんでした。

当然ながら、技術的にも一定の基準を超える実力があっての事だという前提はあると思います。 しかし、このお話で得られたヒントはでかいです。

見つけた側も、見つけられた側も、こういう関係でビジネスが展開すれば、ほんとに素晴らしい「パートナー」に巡り会っていくのは必然だと思いました。

最後に個人的に、もう一つ感動しました。
今回私自身の独立した事のご挨拶として訪問したのですが、
董事長(ご不在でしたが)からプレゼントを頂きました。

董事長の書です。


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私が訪問するタイミングに併せてご準備頂いていました。
本当に感動です。 

この話しを理解頂けると思います。