「保険」と聞いて、皆さんはどういう発想をするでしょう。
一般的には「何か問題が発生した時に、損害を補償してもらうもの」
と、まぁ考えますよね。
でも、それってよくよく考えてみると、
「 問題が発生する前提 」
になっていることに気づきませんでしょうか?
本来保険の考え方として適切なのは、
何が問題となり得るかって事を事前に想定し、
「損害を最小限に食い止める」ための予防策を
第2、第3と張っておくこと、では無いでしょうか。
▼ 例えば生命保険、
暴飲暴食、 酒タバコ大好き、
メタボリックなお腹で、糖尿病、なのに、
運動嫌い、車に乗ったらガンガンぶっ飛ばす。
それでいて、早々に何かあった時の為に、と
生命保険を ガツン と大きな補償額でかけてはいませんか。
もしかすると耳が痛い人もいるかも知れませんが、
この保険も結局 「 死ぬ事 」が前提な訳で、
終身保険の場合は、自分自身でそのお金も使えない
わけですね。
健全な保険の考え方としては、
太らないように食事を調整したり、
ちょっとした運動を心がけたり、
はなからジム通いや、運動を習慣にしたりして
病気を予防しつつ、
安全運転を心がけたりして
事態の悪化を未然に防ぐ「保険」をかける考え方が
望ましい訳です。
そして、万一に掛ける保険は、費用も保証も最小限度に抑え、
残りの分で、積立の資産運用でしっかり蓄え、数十年のスパンで
自分のリタイアに合わせ満期設定し、自分や家族が健康なうちに
運用資金を受け取り、老後費用に充てる人も、実際多くいます。
▼ 例えば輸送保険、
運送を例にすると、運送中のダメージが懸念されるなら
パッケージ変えて強化してみる、緩衝材を増やしてみる
輸送方法を変えてみる、業者を変えてみる・・・
箱が壊れたら、でなく、箱が壊れないようにするには、
積み込みで落とされたら、ではなく、落とされないようにするには、
ということです。
いくつかの選択肢があると思いますが、場合によっては
然るべきコストが掛かる事もあるでしょう。
しかしその未然対策の費用がすでに「保険」になっていると考えると
如何でしょう。
起こってしまった損失を少しでも取り替えそうとする考え方で
事故を想定して保険会社に保険料を支払うのでなく
「問題が起こらないようにするために」、今出来うる検討を優先し、
予防保険に少し費用を掛け、万一の保険料は最小限に抑えるわけです。
当然コストアップさせないように、アイデアを出すのも工夫次第でしょう。
それらの対策を元に、保険会社に料率交渉し、最終手段の保険料を引き下げる事を
考えればよい訳です。
▼ カントリーリスクを意識する
上海に暮らしていると、都心部の発展に中国にいることを忘れてしまう
錯覚に陥ることがあるほどですが、いくら表面的にサービスが向上してきたとは言え、
まだまだ末端層まで追い付いているわけではありません。
日頃の作業に於いて、手荒な扱いが日常茶飯事行われている、現場の現状があります。
作業をする作業員は、日雇いに近い地方労働者も多々います。
そう言ったそれなりのカントリーリスクも常に肝に銘じておきながら、
日常の作業に、自衛の策を考えておく必要があるわけです。
▼ 結論として
「事故が起こってしまった」 を前提にした、後ろにウェイトを置く保険ではなく、
「事故が起こらないように」 を前提に、前にウェイトをおいた保険を考えてみてください。
同じ保険の費用をかけるにしても、どこに どれくらいずつ 分配するのか、
で効果がぐんと変わってくることがご理解頂けると思います。