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いつもめいほうから良く見えている御嶽山にある、御嶽スキー場に一度は行ってみたいと思い、岐阜のあと行って来ました。観光としては江戸時代の儒学者「佐藤一斎」の出身地の恵那市岩村町に行ってきました。

 
2/12:郡上市に移動 約610km 
信州よりは近い為早めに着きました。そこで大野市に抜ける途中にある「九頭竜ダム」を観に行きました。その後白鳥ループ橋が良く見える場所を探しましたが、結局あまり良いところは見つかりませんでした。全国に数あるループ橋の中でも写真映えがする橋ですが、市役所に聞いても全く観光資源との認識はなく、展望所も整備されていません。その後白鳥の宿に入りました。ここは造園業者が経営しているとのことで立派な庭がありました。国道沿いあるのですが、今まで何度も前を通って気が付きませんでした。定宿にしても良さそうでした。
 
2/13:ホワイトピア高鷲でスキー(7時間)

常設コブのある「ホワイトピア高鷲」に滑りに行きました。残念ながら人工雪のせいか表面がサラサラでうまく滑れず、えぐい自然コブを滑りました。ここには2022/02に来ていましたが、ここから剱岳や槍ヶ岳・穂高などの北アルプス連山が見えることに気が付いていませんでした。良い撮影場所が見つからないのでリフトの係員に聞いたら、管理者に内緒、と言うことでリフト降り場で撮影させてもらいました。リフトを降りた時山の名前を聞いたことで、山好きと理解してもらえたようでした。この日は雲一つない晴天で山が大変きれいに見えました。その後めいほうに近い古民家民宿に移動しました。ここは2年前に初めて利用したところです。築150年の古民家を改装したと聞きました。元々は冠婚葬祭だけに使っていたとのことでした。ここも定宿にできそうです。

 

2/14:めいほうスキー場でスキー(6時間)、移動 約80㎞

朝早速山頂に登りアルプスの写真を撮ろうと思ったのですが、昨日のようにはクリアでなく逆光だったので撮影は昼前からにして滑降を楽しみました。山頂までは2本のリフトで約20分、麓まで約5㎞を一気に10分弱で滑り降りました。大変爽快でした。昼前撮影に上がりましたが、クリアさに欠け良い真は撮れませんでした。雪が緩んだ午後1時過ぎからコブだけを滑りました。中斜面の普通のコブ、緩斜面の普通のコブ、緩斜面の深いコブがありました。最初は深いコブがうまく滑れなかったのですが、縦に乗り越えるとうまく滑れることを発見しました。しかしこの技術は中斜面に使うにはまだ未熟のようです(今後の課題)。早めに切り上げ次の宿の高山に移動しました。宿は中心部から離れておりそのせいかリーゾナブルな料金でした。すぐ近くに由緒ありそうな「一宮神社」がありました。そのことをおかみさんに聞くと歴史好きそうだったので、色々話をしました。広島とガイド協会もPRしておきました。

 

2/15:岩村町に移動 約120㎞、観光後御嶽宿に移動 約110㎞

元々は昼前までに御嶽スキー場に移動し、終日滑る予定でしたが雨だったので、急遽予定を変更し帰路の途中に寄る予定だった、伊那市の岩村町に観光に行きました。ここは「佐藤一斎」の出身地(実際は江戸で暮らしている)で、有名な「言志四録」を書いた江戸後期の著名な学者で、その弟子には名の知れた偉人がたくさんいます。多くの名言が有りますが、「小にして学べば荘にして為すことあり、荘にして学べば老いて衰えず、老にして学べば死して朽ちず」は私の座右の銘の一つです。最初の句はガイドで子供たち言うこともあります。最後の句は私への戒めです。ここは岩村藩3万石の山城跡が有ります。岩村歴史資料館を見学した時、佐藤一斎に関心があって広島から来た、と伝えると是非城に登るようアドバイスがありました。また一斎の資料を沢山頂きました。元々城には登る予定はなかったのですが、本丸まで上がってみました(往復約1時間)。ここは織田信長のおばさんが「女城主」として統治した時期もありましたが、その後丹羽長秀の流れの丹羽氏が統治し、松平家が明治まで統治しました。3万石と小藩ですが「林述斎」や老中(老中が出て1万石加増)を輩出しています。岩村町には明智鉄道が通っています。駅に車を置いて列車を撮った後、歩いて街を1時間ほど見学しました。古い町並みが残されています。さすがこの時期観光客は皆無でした。地元の酒蔵「岩村酒造」で看板銘柄の純米吟醸酒「女城主」を土産に買いました(すっきりして美味しい酒でした)。その後御嶽の宿まで一般道を移動しましたが山道で、最後の20㎞は「つづら折り(九十九折り)」の連続でした。長野県木曽山中の御嶽山自体は大変雄大で、特に東側の山麓は広く急峻と言うわけでなく、道幅も十分あり走行に問題が有りませんが、「ちょっとくたびれるな」という感じでした。宿は昔の国民休暇村で建物の規模も大きく、部屋は広くサービスも満点でした(ただ夕食はちょっと肉が多めでシニアには辛い)。平日のせいか宿泊客わずか3組でした。

佐藤一斎:

 

2/16:御嶽スキー場でスキー(6時間)、小牧まで移動 約160㎞

平日のせいもあって車は50台も来ていたでしょうか。この地域には5つのスキー場が有りましたが、長野や新潟に比べアクセスが悪く(最寄りの中津川ICから約80㎞/2時間)、今は2ヵ所になっています。メインの御嶽もゴンドラや一部リフトが廃止され実質エリアが縮小されています。それでも、標高2,240mから最長で7,000 mを滑走できるゲレンデを持ち、コースの標高が高いため雪質が良好で遅い時期までの滑走が可能であり、コース幅100m級もあり全体的に他のスキー場よりもコース幅が広く(迂回の林道コースでも他のスキー場の2~3倍あり快適)、大変魅力が有ります。ゴンドラ駅の終点が2,240mですが、リフト終点からは50m以上高く、閉鎖されているため行けませんでした。ここからは槍ヶ岳が見えるとのことでしたが大変残念でした(写真を良く見たら小さく映っていた!)。しかしこの日は前日と打って替わって、今までに経験したことのないような大変な晴天で、美しい御嶽山・乗鞍岳(非常に近く見える)・南アルプス連山が見えました(浅間山も見えていたはず)。雪が緩んだ午後終了前の1時間ばかり、山頂直下のコブに挑戦しました。結構急な斜面でピッチのやや長いコブは何とかクリアできました。広くコブもあり魅力的では有りますが、「また来るか」と言えばアクセスの点で「?」ですが魅力は十分です。

御嶽山では2014/9/27に噴火があり、多くの登山者が被害に遭われました。山頂の神社は写真を拡大してみると、修復されているのが分かりました。

本来は午前中滑って午後一気に帰る予定でしたが、帰宅が22:00を過ぎさすがに強行軍になるので、急遽途中で泊まって帰ることにしました。その分十分御嶽でのスキーが楽しめました。

御嶽スキー場:

 

2/17:車移動 約500㎞

小牧は東に旅をした時帰りに良く泊まるところで、常宿みたいなところです。小牧山城も2回見学しています。比較的広島に近いのでゆっくり余裕を持って帰りました。今回は天候の関係で1日伸ばしましたが、かなり良い旅ができました。岐阜はまた来年行く予定です。