リーグ戦を終えて、FINAL4へ向けた約1ヶ月の期間は、
あらためて『個の強さ』を高める期間でした。
関西遠征もやり、関学・同志社と練習試合もこなしてましたね。
この頃、個人的にどうしても選手達にやって欲しくて、
すごく単純な技術ですが、『パスを強く投げろ』と言っていたと思います。
パススピードの『あたりまえ』の差も、圧倒的ラクロスには必要でしょ?と。
11/3 関東学生リーグ準決勝“FINAL4” 対青学@大井第2球技場
~負けたら終わり~
ここ数年、毎年準決勝・決勝で涙を飲んできて、この言葉の意味を痛感していたので、
選手達には言いました。
『この試合は、勝つ事のみが善』
と。
前半 3-1
後半 3-4
TOTAL 6-5
勝利。6/9
青学は、慶應OGのSンがHCとして率いるチーム。
個人の能力が高い上に、戦術的にも当然、こちらの手の内も研究してきていると思われました。
対するうちも、まずは戦術ではなく個人の戦いで負けない準備を積んでいました。
序盤は、やはりFINAL4という大舞台の経験値の差が出た形。
堅い試合運びながらも、相手にボールを持たせない戦いで、
ポゼッション率はかなり慶應が上回ってました。
副将Nキの2得点と、2年Sヤの突破で3得点。
得点としては少ない展開でしたが、安定感のある試合運び。
しかし、そこは青学HCのSンが動きましたね。
このままゾーンディフェンスでは、
ボールを失わない慶應に一生ボールを回されて終わってしまう、と判断し、
ディフェンス戦術を変更してきました。
後半は、完全に青学ペースでしたね。
DFのプレッシャーレベルを上げて、慶應のオフェンスの思考能力を奪いにきました。
特に慶應にイエローカード
が出て以降は、クリアーが上手く行かない時間帯が続き、
GBもドローも支配されてしまいました。
前半の良いペースを失って、まずい判断からのミスを繰り返した慶應に対し、
青学の『自分達のラクロス』を貫き通す勇気ある戦いぶりが、脅威でした。
決定機をお互いに何度かミスしながらも、
残り3分で5-5の同点。
本当に厳しい戦いでしたが、ここでうちの選手が素晴らしかったのは、
フィジカルでまだまだ余力が残っていた事。
厳しい時間帯で死力を尽くしてプレッシャーをかけてくる青学に走り勝てていたのは、大きかった。
残り2分での大チャンスをミスし、青学ボール。
残り40秒で、DFの3年Yノが相手の1on1にプレッシャーをかけ、
ターンオーバーを引き起こし慶應ボール。
2年MFのSヤ→3年MFのMシ→1年MFのMカと繋がれたボールは、
4年主将Yカへ渡りました。
『行け!』
全くその言葉は聞こえてないと思いますが、
主将はそのまま圧巻の強引な5人抜きを見せ、
魂のシュートを残り1秒、ゴーリーの頭上へ叩き込みました。
試合内容に関しては、
青学の戦う姿勢が上回っていた部分も多かったと思いますが、
最後に勝ち切るラクロスを見せた選手達もたいしたもんでした。
学生日本一を獲ると決めたチームには、まさに
『勝つ事のみが善』
とも言える試合だったですね。
11/10 関東学生リーグ決勝“FINAL” 対明治@駒沢第2球技場
準決勝から決勝というものは、本当に短い。
準決勝だけに照準を絞っていては準備不足になりますが、そこは去年経験している分、
準備という面では問題はありませんでした。一応3回目だし。
明治、強かったですね。
全てのプレーヤーの技術が高く、日本代表級
のキープレーヤーを2人擁し、
HCのIワの下、戦術をしっかりとこなせるチーム。
FINALは初登場。
この際、出場回数は関係ないですね。
勇気を持って、自分達のラクロスを出す事を伝えました。
男子も決勝進出し、初のアベック優勝に向けて観客席のOBOGは盛り上がりも過去最高。
前半 5-3
後半 4-4
TOTAL 9-7
勝利。関東優勝。7/9。
序盤、やっぱり少し固かったですね。
ゴーリーの3年Hカリがスーパーセーブを何本か見せてくれてました。
攻撃面で少し残念なミスもありましたが、
1-2から同点に追いついた頃から、足が動いてきました。
相手の速攻を、DFの3年Mケがインターセプトし、
そこからの速攻で3年Mシが決めたプレーで前半の勢いが付きました。
やはり、勇気を持ったプレーが、こういう大舞台では重要です。
前半はここからの流れで、5-3。
相手エースに点は取られながらも、
なんとか3点で凌いだゴーリーを含めたDF陣が良かった。
ドローを5分以上取れていたのも良かった。
後半の立ち上がりは、お互いちょっとミスが多かった。
ミスが多いと、ファールも増え、そこで点を取った明治が5-5の同点に。
その後、HC4氏がタイムアウトを取ってから、オフェンスは落ち着きましたね。
シュートチャンスは増え、何度かゴールネットを揺らすも、
シュート間際のオフェンスファールやらインクリで、なかなか点差を広げられず。
やっと1点取っては、取り返される形で残り5分で7-7。
明治エースの意地が随所に見えました。
しかし、慶應の攻撃陣も全然負けてなかった。
日本代表
4年副将のNツキが、この時間帯攻守共に存在感を一気に上げました。
相手ボールになった状態からターンオーバーを起こしてマイボールにし、
相手DFの激しいプレッシャーを受けながらも、ボールキープから展開の起点となり、
明治DFがイエローカード
で退場となった直後の残り2分には、
1on1からの厳しい角度のシュートを叩き込み、決勝点。
この後のドローをMシが取ったのも大きかった。
最後は、明治の捨て身のプレッシャーをなんなくかわし、
残り15秒で3年ATIデがダメ押しの4得点目。
9-7で、創部26年目にして、初の関東制覇
。
MVP
は4年MFのMグ。
得点は多くないものの(決勝では先制点)、天才的グランドボール感覚と、ボールを受ける才能が開花し、
完全に慶應の中心選手として活躍していました。
4氏に誘われてコーチ始めて、10年ぐらい経ちましたが、やっと関東の頂点。
日本一の手前ではありましたが、緩くなってしまった涙腺を止めるのは、
不可能な感動を頂きましたね。
胴上げは、やはり上がりませんでした…
アベック優勝で、OBOGも感動の瞬間
次からは、いよいよ日本一への挑戦シリーズ。
ほんじゃあの。




