先日、チーム本体が某TV局の撮影に借り出された為、一年生はオフ。夜に急遽メールして一年生で自主練習をしようと誘ってみた。

集まったのは授業で撮影に行けなかった上級生3人を含めて約10名。

少し淋しい空気の流れる朝7時のグランドで、一年生のSが、どうやら来ていない他の一年生に電話している。

「課題があるのはわかるけど、せっかく〓さん(俺の事)が来てくれてるのに、来ないなんて、上の試合に出たくないのかよ?!」

みたいな会話が聞こえて来た。半泣きである熱い

朝7時に学校の課題をやっているのも驚きだが、Sを始めとして、一年生は既に次の目標を持ってモチベーションを高く保ってくれているようだ。



さて、自主練習。人数少ないけど10人ぐらいというのは、非常に内容の濃い練習ができる事を発見した。よかった。



内容はうちのチームの特徴的な戦術であるゾーンディフェンスの練習。今年の女子日本代表がゾーンを導入した時と同じメニューをやってみた。



今まで人を守る一対一を徹底的にやってきた一年生にとって、自分の「スペース」を守る概念と感覚を身につける事は、試合に出る為に必要な事であると同時に、恐らく戸惑いを感じる事だろう。



キーワードは「人を見ないでボールを見る

ゴール前の危険なエリアを4人で分担して、自分のエリアに入ってくるボールを狩り取る。人を捕まえようと追い掛けると、必ずその裏にフィードが出るが、ボールキャリアの目線やクロスを見れば、相手のフィードはただの自分への悪球パスと変わらない。だからインターセプト出来る。



最初はやはり人を見てしまっていたが、最後は殆どボールが入らなくなった。5対4でも守れる。

最近の課題であったコミュニケーションの練習にもなり、一石二鳥だ。



次に4対4を、DFはゾーンでやってみた。これがまた面白いほど上手く守れる。発見だ。今後の新しい戦術のヒントになるかも…

上級生は「初心を忘れてました」のコメント。何事も行き詰まったら、基本や本質を考えるといいものが見つかるってもんだ。





さて、自主練習が終わりに近づいた10時頃、先程のSの電話の相手と思われるRが登場した。苦笑いしながら。残念ながらゾーンの練習は終了していたが。

「こっちだって学校の課題やってるのに、やる気が無いみたいに言われて電話ブチ切った後、やっぱ悔しいのとムカついたから、遅くなっても来たんです。」だと。



「こいつら、いいなぁ。」学生生活で勉強はそこそこにして、ラクロス一番でいいじゃん。



明治のラグビー部の元監督がある監督に言った言葉を思い出した。

勝利の追求よりも一番大事なのは、仲間作りだろ

大学時代のラクロス仲間(他の大学だった奴らも含め)は10年以上経った今でも変わらずバカを言い合える。(それ以外に仲間と言える人はいないのだが…)

いい環境を作れるといいなぁ。