WSでの戦いぶりですが…
準決勝までは、結果を見ての通りの圧勝続き。
当然と言えば当然です。
他のチームがほとんどやっていない「チーム戦術」を使って戦ったわけで。
相手には、ほとんどラクロスをさせてません。
失点が少ないのは、まともなシュートさえも打たれてないから。
コーチの仕事は、試合中に流れを失わないようにいかに選手を入れ替えていくかと、試合前後に選手全員に意識を統一させる事のみ。
勝ち進むにつれ、選手の中に「自分達のラクロス」に対する自信みたいなものが見えてきました。
SS惨敗という結果から出た自分達の力への不安は、
自信さえつけば一気に薄まり、
自信は試合中により一層『自分達の強さ』に対する意識を強くさせ、こちらの期待以上の動きを見せてくれました。
一方で、準決勝までの試合内容が王者R大との決勝に向けての不安要素であった事は否めず…。
圧勝続きで勝ってきたチームが、
一度歯車が噛み合わなくなったとき対応できるだけの力を持っているか?
注目度が一気に高まる試合で、自分達を見失わないで戦える事ができるか?
R大は、強豪との試合が続き決勝に至るまでに修羅場を経験して勝ってきたという強さがある。
そして何より、コーチとして必要以上に『R大は強い』という意識を
選手に持たせてしまってきたのではないかという不安…
4対1という結果の決勝の両チームの戦いぶりは、
良く言えば「次元が高い」
悪く言えば「ヒドイ試合」でした。
ここ最近のWSの中で、
これほど個人の力の枠以外でも勝負している試合は見たことありません。
お互いの強さが「相手にラクロスをさせない」ラクロスである為に、
強力なオフェンス陣ではあっても、ゴールに向かう課程の中での小さな判断ミスや技術的ミスにより、
すぐにディフェンス陣に潰されターンオーバーに繋がる。
おまけに、「相手のディフェンスのプレッシャーが強い」という先入観が、
ゴール前での冷静さを失わせ、シュートが「安い」シュートになってしまう。
そんな試合の中でも、うちの選手達に限って言えば、
技術的にずば抜けているわけではないながらも、
強いプレッシャーを受けた時の判断やNBCの動き出しの部分、
さらにはチームDFの面でこれまでの練習の成果以上のものを発揮してくれたのは、
コーチとして喜ばしい事であったし、
うちのチームが決勝を戦うのにふさわしいチームであったと思えるのでした。
優勝は目標ではあったものの、
自分達の力が未知であり王者に通用するかどうかの中で練習を積んできた選手には、
これではっきりとわかったでしょう。
自分達は決して劣ってない、と。
そして、
「ラクロスのフィールド上には、丸いボールが一つしかない」
どちらにでも転がるボールを、どのように扱い、
どのようにゴールを守り、どのように得点するか。
そして、相手が誰であるかではなく、そのボールに関わるチャンスは
フィールド上にいる選手には全て平等にあるのだという事。
「敗者」とは「勝てない」と負けを認めた人にだけ使う言葉です。
勝つために努力を続けていける人は、「敗者」ではなく「挑戦者」です。
まだまだやれるだろ。