さて、前々回の続き。



ユース選手の答えは・・・

「A2にパスして空間的優位な状況で1on1を仕掛ける」

「A1がDを引き付けてA2にパス」

といった種類のものでした。



さらには、

「えっと・・・」

と答えた時点で、答えを遮られる選手も。





実はこの質問は、意地悪問題。

いかに、自分達がプレーを「判断」する時に「自分本位」になっているかを気付かせる質問でした。



「さっき、今日は相手の状態を見て判断しようと言ったでしょ。」



「そのDはどっちを向いているんですか?」

「A1の位置、A2の位置ってゴールからどれぐらいですか?」

「A2は走っていますか、止まっていますか?転んでないですか?初心者ではないですか?」

などなど・・・

どうしてまず最初に相手の状態を逆質問してくれないのでしょう・・・?





練習の中で、自分のプレーが本当に、

「最速で最善だったか」

を考えるには、そういった部分を意識していかないと、

選手個人の判断力の成長は無い。



相手を見た判断力が上がってくれば、数的空間的優位の中での「速攻」は非常にシンプルになってくるはず。

この点は、数的空間的優位の状況の攻めが習慣化している外国人のトップレベルのプレーを見ていると顕著にわかるし、どんなスポーツでも、ほぼ同様に通用する攻めになるはずです。



「えっと・・・」で答えを遮られる理由は・・・

50mを7秒5で走る選手は、1秒に約7m走る。

「えっと・・・」とプレーを迷って、次のプレーに0.5秒遅れたとすると、

3m後ろから戻ってきた相手に捕まってしまう。

「1えっと=3m」です。

つまり、空間的数的優位な状況で、「速い速攻」を決める為には「早い判断」が必要であり、

判断の遅れは致命的に数的優位を失う事になる、という事です。





練習メニューは、

・オーストラリアン

(Sケさんがオーストラリアで仕入れてきたカナディアンっぽいメニューを新しく命名)

・中盤2on2+1にゴール前のAT1+DF1を加える4on3

・3色ビブスの4on2



ひたすら数的空間的優位の中での攻めの練習をするなかで、「相手を見て判断して攻める」事に気付いた選手がきっと出てくるはず!

期待しましょう。