今日は12人での練習。
先日の地区別の練習会で順調だと思われた教え子達の、「基礎技術とは」をもう一度考えてみた。
取る、投げる、については、まず
「簡単なボールを、簡単に確実に」取れる、投げれる事ではないだろうか。
新人選手達の将来を考えれば、簡単だと思われる利き手のパスキャッチを
「なんとなくできている」状態を、「順調だ」と言ってしまうのは危険かもしれない。
少年時代に野球チームに入ってキャッチボールを教わった時、
投げ方は「上から投げろ」、捕る時は「胸の前で構えろ」、
そして投げる時は「相手の胸に向かって投げろ」としつこく言われた。
試合で送球のミスをしたら、やっぱりキャッチボールは相手の胸に投げようと、
小学生ながらに思って練習した。
「欲しいところに、クロスの面を大きく見せて構える」。
これはもらう側の基本だ。
構えている場所へ正確に投げようという意思。
投げる側の基本だ。
この意思を持った選手に、何を意識させるか。
今日の言葉は、「フォロースルー」。
投げた後、自分のクロスのヘッドが、相手の構えているところを指すように、丁寧に投げなさい、と。
今まで、「投げるまで」の肩、肘、手首、クロスのヘッド、ボトムを意識させていたが、
「投げた後まで」意識させた。
結果は上々。パスの精度が上がれば、当然キャッチも精度が上がります。
ラインドリルのスピードや距離を上げたいところを、敢えて丁寧さを求めて、
メニューをダウングレードさせた結果、必要な要素をうまく意識できた場面でした。
で、その次は、アップグレード。
オーバーショルダーパス⇒トライアングルパス
投げたい場所(スペース)ともらいたい場所(スペース)の判断という要素を入れてみます。
(まぁ、そう簡単にうまくは行きませんが…)
次は2対1。
ゴーリーがいないので、左上に服をかけて、シュートはそこを狙う。
ここで、今日のキーワード。
「ヤナギサワ」
せっかくフリーでシュートを打てる場面で、打ちたいところに打てる技術、
メンタルの必要性を感じてもらう為に、これほど旬で効果的な言葉はありません。
シュートのシーンでは、複数の選択肢を持ち、
余裕を持って使える技術が必要なんです。
あのシーンでは、選択肢のうち、最もあり得ない形の選択をしてしまった。
「好きな選手だけど、あーなりたくない」と思っていても、
ゴーリーもいない、試合でもない練習で、勝手に自分の余裕を無くしてしまう。
「あそこに打てばゴール」という設定をしても、全く逆のコースに叩き込んでしまう。
そこで「せっかくだけど、それはヤナギサワだ」と言っていくと、出ました。
ゴール前で冷静になる一瞬を持とうとする選手達。
感謝です。ヤナギ。
彼を使い続けるジーコの言葉も当然使います。
「シュートはゴールへのパスだ」。
今、ドイツ対エクアドル戦後半。3-0でドイツ。
クローゼの一点目、相手を見たポジショニングと受けてからのシュートコース。
二点目、相手が守れないスペースへのバラックの優しいパスと、
その場所を激しく身体を入れてDFから奪ったクローゼの動きと、冷静なシュート。
昨日のスペインのF・トーレスがGKを交わしてからの右足アウトサイドシュート。
素晴らし過ぎです。
さすが、ストライカー。
ジーコは嘆いてます。「ストライカーは一握りしかいない…」と。
サッカーは駄目でも、ラクロスで育ってくれよ~