嗅覚の臨床応用 | 夢を叶える理学療法士  板橋隆宏(バッシー)の夢ブログ。
ブログへの訪問ありがとうございます(#^^#)


本日は、嗅覚について簡単にお話しさせて頂きます。


あくまでも、私の臨床での応用であり、対象者の方と向き合う際に、その感覚が実際にどのような作用をし、どう応用していくのかを、ざっくりとお話しさせていただいています。


嗅覚:


「5感情報の3.5%」
赤ちゃんは、母親の臭いをかぎ分けられるといわれています。しかし、視覚や聴覚が発達していくにつれ、嗅覚の存在は徐々に低下していきます。


「情動を作動させる」
アロマなどにもみられるように臭いにより、リラックスや安心、嫌な臭いを嗅ぎ続けるとイライラや緊張など情動が作用される。
また、臭いを嗅ぐことで危険などの予測も無意識下に立てることが可能であります。


「昔の記憶を思い出す」
記憶と嗅覚は密接に関わっている。
嗅覚の低下によってパーキンソン病の認知症の発症を知ることが出来るとのこと。


「空間の方向性」
二つの穴による臭いの方向性を感じることが可能となっています。


「味覚と共同してより風味を感じる」
味覚と共同することで、感覚を鋭敏にしさらに情動に働きかける作用を持っている。


視覚や、聴覚と比べると人では、その機能をやや退化させてしまい、存在が低いように感じられますが、記憶や情動、自律神経と密接に関わっているために、より潜在的な深い無意識の中での作用が強いように感じます。


実際に私自身、屋外でたばこのにおいを嗅ぐと、少年野球時代の監督が吸っていた場面が結構鮮明に出てきます。


なので、臨床においてアロマの香りなどを置いている職場も多くなってきていると思いますが、
それはそれでいいのでしょうが、その人その人のなじみのある臭いを嗅いでもらったり、若く一番元気だったころの思い出の臭いを嗅いでもらうといいのではないでしょうか。


例えば、なかなか難しいと思いますが、たばこの香りや、土のにおい、または、普段よく使っていた化粧品なんかを嗅いでもらうことで、情動に働きかけて、意欲や活気を上げ、また身体機能の向上も狙えるのではないでしょうか?


また、嗅覚は臭いを嗅ぐことで嗅覚細胞の代謝が上がると言われており、嗅覚の低下が認知症と関わっているようなことも言われています。


高齢の場合、私たちと比べると嗅覚自体も弱くなっている可能性があるので、治療場面において、臭いを嗅ぐ意識を今までに比べて少し強く持ってもらうことで治療の幅が広がるかもしれませんね。


私たちも、普段何気なく臭いを嗅いでいますが、もっと生活の中で、臭いの事を感じてみてもいいかもしれませんね。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました(#^^#)