第4話
 うっ…。食べすぎた。料理があまりにもおいしそうでつい食べすぎてしまった。でも、これで分かったことはあるわ。この世界はやっぱりあの小説と関係があること。すでに婚約済みだからグリースに殺されるには目に見えている。婚約さえ破棄できれば私の勝ちなのよ。お父様に話してみるのはアリなのかな。自然に聞くだけ聞いて無理なら別の方法を考えてみましょう。あ、そうだ!自分から婚約破棄を望んだところで反対されるだけよ!だったら、相手から婚約破棄を望ませるべきよ!明日グリースが来るって言っていたわ。明日、グリースに嫌われる行動をとれば完璧ね!そうと決まればあそこへ行きましょう!
 コンコン ガチャ
「お父様!」
「どうしたんだ。ビックリしたじゃないか。」
「ごめんなさい!どうしても聞きたいことがあったの!」
「どうしたんだ?」
「あのね、明日グリースが来るでしょ?私ね、グリースには嫌われたくないの。だからこんな行動はしちゃだめ!っていうの何かなあい?」
 どうよ!その行動を明日取ればいけるわ!
「そうか、そんなにグリースの事が好きなんだな。いい心がけだ。そうだな…。」
「えへへ」
 そんなわけないでしょ。相手はクズよ!?あんなやつに殺されるなら転んで頭打って死んだ方がマシよ!