サッカー・アジア杯決勝(日本1-0オーストラリア、現時時間29日、カタール・ドーハ)2冠だ!! アジアの顔だ!! 日本代表(FIFAラン ク29位)は29日の決勝で豪州代表(同26位)を延長の末に1-0で下し、2大会ぶり単独最多となる4度目の優勝を果たした。MF本田圭佑 (24)=CSKAモスクワ=は日本人選手4人目の大会MVPを獲得し、優勝との2冠を達成。史上最強ジャパンへの手応えを示した。ただ、自らにはダメ出しを連発し、さらなる飛躍を誓った。

 クールな装いを捨てた24歳の笑顔が弾けた。120分の激闘を終えた本田圭は、両手で指さしながらザッケローニ監督のもとに走り寄り、顔をくしゃくしゃにして熱く、固く抱き合った。

 「いやあ、優勝したことに関してはやっぱりよかった。チームのみんなに満足しています。チームとして成長できた、充実した3週間でした」

 大会MVPとして競技場に名が響くと、両手を上げて応えた。記念撮影では主将のMF長谷部からカップを譲り受け、高々と空に掲げた。代表での初タイトル。「サッカーはやっぱり、一番が一番」。2冠の喜びを素直に表現した。

 左足首捻挫で欠場したサウジアラビア戦以外に先発。出場5試合で挙げた全9得点中6得点に絡んだ。ゴールこそ代表通算1000得点となったPKの1得点のみだが、パスの配球役として存在感は際立っていた。

 「(アジア杯は)小さい時に何度か見てますけど、カタール、韓国、豪州に勝っての優勝。この価値は、今までの大会にはなかったんじゃないですか」とも言い切った。新監督就任から8戦無敗は最長記録。4度目のアジアの頂点に、史上最強の予感を感じていた。

 ただ、優勝の余韻に浸らないのも本田流。「チーム全体に贈られたもの。個人的にはヤットさん(遠藤)のMVPだと思う」。チームをまとめ、2度のPK機も譲ってくれた最年長の先輩への、“MVP返上”を口にしたのだ。

  一夜明けた30日、その真意を「パッサーみたいなプレーをやったのが不本意。常に攻撃はオレが仕切ると思ってやっている。優勝したかったから、そこを貫け なかった」と説明した。「今度何かの大会で優勝するときは、オレが優勝させたといえるようになりたい」。アジアで圧倒的な力を誇示できなかったことが悔し かった。

 「オレは自分の周りを幸せにすることを一番に思っている。もっとうまくなりたい。強いヤツに勝ちたい。世界中に認められたい。それを考えたら日本代表、本田圭佑 はまだまだレベルが低い」

 帰国するチームを離れ、31日未明にひとり、栄光の地カタールを発つ。日本人4人目のMVPを手にしても失わない金狼の飢餓感が、日本をさらなる栄光に誘う。



業務用家具,飲食店家具,店舗用家具,店舗家具格安