福沢諭吉が学問のすゝめで言ったのは、これからは身分、門地でなくて言葉の多さで競う世になるということ。世の中はこういう価値観が栄えている現代であった。これは人間にとって進歩なのか退歩なのか。

これまでの私の過去とは正に、言葉を軽視して、身分、門地による自分にとって住み良い時代を目指して来た過去であった。しかし、幼時より私は、知識をひけらかしてチャラチャラ生きている奴を軽薄と感じ軽蔑してきた。

即ち、私は物心ついた時からアンチ近代の封建主義者だったのだ。