お子さんの対応によく使用してもらう方法でポイント制を取り入れることがよくあります。

ポイント制って単純にみえるけど、実は奥が深く、子どもに導入するときは色々なことを考えないといけません。ポイント制を別の言い方でトークンエコノミー法といいます。


トークンエコノミーとは


ポイント制の成功させるためのコツ

支援者や保護者がポイント制を導入して成功させるための心得があります。

1.大人もルールに従う

決めたルールに大人も従いましょう。「今日はテレビを観すぎたからシールなし」とかその日の気分によって大人がルールを作らないことです。子どもは大人を信用しなくなり、設定したポイント制が機能しなくなります。

2.まずは決めた通りにする(アドリブ無し)

ポイント制ってすごく簡単にみえて、誰でもできそうに思われます。「このポイント制が上手くいくから、少しご褒美の値段を減らしてみよう」「ちょっとこの目標を変えようか」などと考えないことです。まずは、決めたとおりにすることです。上手くいき、大人もコツをつかめてきたら、少しアドリブを入れてもいいでしょうが、最初からアドリブを入れると、必ず失敗します。下手なアドリブほど効果を下げることはありません。

3.欲張らない

親の立場だと、子どもにしてほしいことがたくさんあります。朝の着替えもできてほしい、時間割を自分でしてほしい、宿題を早く終わらせてほしいなど...。でも、最初は目標行動を絞りましょう。最初は1つの目標を掲げましょう。

4.上手くいかなくても誰も責めずに工夫する

上手くいかないと子どものせいにしがちです。でも、結局、指示やご褒美を上手にできていない大人の責任でもあります。そして、大人の責任といっても、自分自身を責めないのもポイントです。大事なのは工夫すること。ポイント表に子どもの好きなキャラを描いておくこと、伝え方を変えてみる、ご褒美を変えてみる、ポイントシールからスタンプにするなど工夫できることはたくさんあります。誰も責めずに工夫しましょう。


via なるさ 療育・学習室
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