こんにちは。

ペットの問題行動を飼い主の心理状態から解き明かす

フラクタル心理学カウンセラー・獣医師の田村慧(たむら けい)です。

 

犬は生後2週間から3週間は視覚や聴覚は未発達なので、

臭いや触覚は母乳のありかを探し出す大きな役割を果たします。

 

特に、口の周りや頭、首、胴体(頭の付け根付近)、尻尾、耳先など体の末端部分は

敏感で、不意に触られると脳幹反射により噛みつくという反射が起きることがあります。

 

 

自然のなかでは、何かに触られた瞬間の防御行為の一つとして、

こうした反応を示す必要があるからです。

 

不意に手足を触れようとすると、当然のことのように引っ込める反応を示しますが、

このような防御反応に対して、反射作用を強化するようなしつけは好ましくありません。

 

例えば、反射的に噛みグセがある犬の鼻先を叩けば、

ますますその反射を助長することになります。

 

そして、足を引っ込めたり、噛む反射を打ち消すためには、

優しく触れて、そして静かになったら、褒めることです。

体罰による矯正は、別の問題を発生させるので決して行うべきではありません。

 

優しく扱うことによって、噛みつこうとする防御的な反射作用を

抑制するようになるため、愛情を持って触れると受け入れるようになります。

幼仔期からたくさん触れてあげて社会生活に順応させることが大事です

 

話は変わりますが、人の幼児期の脳は未発達ですので、

大人になっても長年の記憶違いに気づかないものです。

 

 

そして、子供の視野が狭く知恵が少ない思考(インナーチャイルド)の勘違いが、

悩みのタネにつなることがありますので、この問題を引き起こす思考を修正できると

人生がさらに豊かになります。

 

フラクタル心理学のインナーチャイルド療法では、

子どもの自分をイメージしてトラブルの原因となっている自分の思考を

自分で修正することで、抱える問題を解決していきます。

 

今日のポイント

 

1 幼仔期の社会化が大事 

2 インナーチャイルドを自分で修正する

 

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