こんにちは。

ペットの問題行動を飼い主の心理状態から解き明かす

フラクタル心理学カウンセラー・獣医師の田村慧(たむら けい)です。

 

犬の味覚はあまり発達しておらず、甘味、塩味、酸味程度で、

人のように、旨味を感じることはありません。

 

もともと、犬の先祖はオオカミで、人に馴化されていく過程で肉食から

だんだんと雑食になっていきましたが、咀嚼しなくても十分に消化できる胃袋を

受け継いでいるため、食べ物を味あわずに、噛み砕いたらすぐに飲み込んでしまします。

 

 

元々が肉食だったので、獲物を急いで食べないと、狩の仲間から食いはぐれてしまうため、

慌てるようにガツガツと食べる習性が残っているのです。

 

また、捕獲した獲物をそのまま食べれば、タンパク質や塩分、ミネラルなどの栄養を

十分に摂ることができるため、味覚神経はそれほど発達する必要がなく、舌に味を感知する

「味蕾」という感覚器も草食動物より劣ります。

 

口を使って、獲物を捕獲したり、ものを運んだり、毛づくろいしたり、

色々な作業をする必要があるので、あえて味覚を発達させなかったとも言われています。

 

また、犬には口蓋に鋤鼻器(じょびき)と呼ばれる嗅覚器官がありますが、

食べ物を口の中で感じ取った臭いで好き嫌いを決めたり、

飼主が勧めた食べ物を食べた時に、飼い主の嬉しそうな表情を見て、

そのにおいが、自分の好物であると感じるようになるのです。

 

 

人の臭いと記憶に関する研究でも、特に、臭覚は、視覚、聴覚、触覚、味覚などの

他の感覚よりも強く記憶に働きかけることが分かっており、中でも10歳以前の幼少期において、

臭いは記憶と強く結びつけられることが分かっています。

 

実は、人の思考パターンも幼児期(0〜6歳)の出来事の記憶が非常に重要で、

大人になっても、度々悩ます出来事は、その時の脳の記憶の勘違いによることがほとんどです。

 

記憶を修正することで、悩みのタネを取り去り

繰り返される同じような悩みパターンから解放されます。

 

今日のポイント

 

1 幼児期(0〜6歳)の記憶の勘違いを修正する

2 根本的な悩みのタネを取り去る

 

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