実際、イギリス人は年がら年中「ティー」という言葉を発しているように思える。
カレッジで学んでいた時も、朝授業が始まって1時間半もすると、先生が"Tea?"と聞く。すると生徒から"Yes!"という声が上がってめでたくティータイムとなる。
別にこういうやりとりがなくても、ティータイムは絶対にあるのだが。
が、ティータイムと言っても、カレッジの生徒はそれぞれに自販機で飲み物を買って飲んだりするだけなのだが、先生方はスタッフルームに戻ってマグカップになみなみとティーを入れて楽しんでいた。
ティータイムが終わって教室にあらわれた先生は、よくそのままカップを持参して教室にやってきていた。
私はフローリストとしてカレッジ卒業後1年間ロンドンで働いていたが、職場でも朝一番に誰かが"Tea?"と聞くのがお約束だった。
私のボスは、イギリス生活は長いが出身がコロンビアだったので、朝一番はティーではなくて美味しいコーヒーを入れてくれた。コーヒーは必ず彼が入れてくれて、毎朝それを飲むのが楽しみだった。
「これは僕のママのコーヒー農園でとれた最高級のコーヒー!」と言って、それはそれはマイルドで美味しいコーヒーを淹れてくれたこともあったっけ。
でも、コーヒーを飲むのは朝だけ。その後、1日のうちに何度となく飲むのはやはりティーだ。
スーパーへ行けば、それは安い値段で美味しい紅茶が手に入るし、近年はフレーバーティーばやりでバラエティにとんだものが多く売られている。
これから涼しくなると、ティーとビスケットというイングリッシュティータイムが待ち遠しい毎日になる。
次はアフタヌーンティーのお話。
つづく






