ドライバーは盆栽がお好きカレッジ入学のためヒースローに降り立ったのは、今から5年あまり前のこと。
ヒースロー空港があるのはイングランドだけれど、いわゆる我々がイギリスと呼んでいる国はEnglandではなくてUnited Kingdom だ。
UK は England, Scotland, Wales, Northern Ireland が一つにになった王国だ。
だから英国のプリンスは今でも Prince of Wales を名乗っていますね。
で、そのイギリスに親せきがいるわけでもなく単身やってきた私は、カレッジの寮に直行すべく事前に空港までタクシーを手配していた。
イミグレーションを出たところで私を待っていてくれたのはインド系のドライバー。
第一印象はあまり愛想の良い人ではなかったが、英語は聞き取りやすく、道中暇なので雑談しているうちに結構打ち解けてきた。
で、ドライバーがきりだしたのが「盆栽」のお話。
イギリスでは盆栽が結構人気なのだ。
フラワーショップにも"Bonsai"として売られている。
が、なぜかそれらはとてもちいさいミニチュアのようなものばかり。
木の種類も不明だ。
そのドライバーのおじさんも盆栽を持っているらい。
「盆栽を持っているんだけど、育て方を教えてくれる?」
「えーっと、基本屋外で水をちゃんとやって…」
「今持ってるのは20センチぐらいの小さいものなんだけど、それをものすごく大きく育てたい。例えば背の高さぐらい。」
「え、いや、それはそうなった時点ですでに盆栽ではないと思うけど…」
「???」
というような会話が交わされたと記憶している

生け花も盆栽も、今の日本ではそれほど隆盛を極めているとは言えない文化が、海を渡るととても愛されているというのはちょっと複雑。
これから留学される方々、盆栽の知識も少し入れておくと話題に困らないかもしれませんよ

ちなみに盆栽は「ボンザイ」と発音されています。
つづく
