イギリス留学物語④ 大丈夫?路上のATM | T's World

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誰でも一枚は持っているキャッシュカード。たとえ財布に現金が入っていなくても、これさえあれば、まずは安心。

しばらく海外で生活していると、現地の銀行口座がどうしても必要になるもの。
私もイギリスに銀行口座があって、当然のことながらそこのキャッシュカードを持っているのだが、このキャッシュカードにまつわるトラブルが後を絶たない。

ヨーロッパではよく見かける屋外に設置されているATM。これは街のあちこちに設置されている24時間いつでも現金が引き出せるというもの。
その便利さから、ほとんどの人が気軽に日常的に利用しているのだが、なにぶんそれが設置されているのは屋外。知らない間に不正に細工されていることが多々あるのだ。


ある日、イタリア人のAちゃんの銀行口座から全額が消えた。
彼女が路上ATMからキャッシュを引き出したのは事件前日。翌日にはすでに口座からお金はなくなっていたそうだ。

それを聞いた英語講師のM先生。彼はこれまで多くの留学生を教えており、あらゆるトラブルの相談にものってきた。
彼によると、路上のATMを利用するときの注意点は大きく二つ。

まず、暗証番号を打ち込むとき、後ろに誰かいないかを確認する。番号を打ち込むときは必ず手や鞄で手元を隠す。

次に、カードを機械に挿しこむとき、不正に改造されているものは少し引っかかるような感触があるので、そのようなときは絶対にその機械を使わない。

以上、みなさんくれぐれも気をつけるように、と指導していたM先生、その二日後に自身の口座から何者かに給料全額を引き出されてしまった。

銀行の話では、イギリスから遠く離れた中国から引き出されていたのだそうだ。なぜカード番号が盗まれたのか、なぜ中国なのか、すべては謎のままだ。

そんな話をさんざん聞いている私がとった策は、銀行内に設置されているATM以外は利用しない、というものだ。
場所によって多少の違いはあるが、大体9時半から5時ごろまで銀行はあいているし、ロンドンであれば街のあちこちに銀行はあるから探すのに困ることはまずない。


円高の現在。海外に行かれる方も増えていると思うが、まずはトラブルありきで事前に対策を練った上、どうぞ存分に充実した時を過ごされますよう。

ちなみに、イギリスではATMのことを「キャッシュポイント」と言いますのでご注意のほど。

つづくわんわん