電子書籍化が決定した前作【わじ蟲】の
デジタルリマスター化がなかなか進まない。
なにせ、この【わじ蟲】、収録作品のほとんどが手描き原稿。
んだから、電子化するには、一枚一枚、スキャニングするしかないのだが、
ページ数が、半端じゃなく多い。
ざっと、【Oh,No!なんね~】の二倍。
それに、ただスキャンするだけじゃない。
スキャンしたあと、地獄の加筆(かひつ)が待っている。
「ったく、なんでオレの原稿は、こんなに汚(きたな)いんだろ…。」
…ゴール、全く見えず…。
やってもやっても、振り出しにもどされる感じ…。
これぞ、まさに、無間地獄(むげんじごく)…。
あ~あ、路上が恋しい…。
そんな鬱々(うつうつ)した中、一本の電話。
携帯の表示に目をやると、「あ、ライターの荒川さん!」だ。
やっほ~~~~、アラちゃんだ~~~~!!!!
なになになに、飲み会?忘年会?クリスマス会?
もしかして、刑務所の慰問(いもん)?
キャ~~~、なんでも、いいからワタシをここから出して~~~王子様~~~!!!
「ラジオの方から出演依頼の連絡ありましたか?井上さん」
「あららら、それ気にしてくれてたの?アラちゃん
それが、まだなんだよ。」
以前の日記にも書いたが、この荒川さん、ボクをラジオに出演させようと、
とにかく色々と手を尽(つ)くしてくれている。
実に、いい人なのだ。
「そうですか…、結構人気の番組だから順番待ちってことかもしれませんね、井上さん。」
「心配かけるね~、もうこうなったら、銀行でも襲(おそ)って
みるかね~、きっとラジオに名前ぐらいでると思うんだけど。いや待てよ。
テレビにも出れるかもしれんな。」
「いやいや、その前にボクのインタビューに答えてくれませんか? 」
え?インタビュー?
そう、なんと、この電話。
荒川さんが記事を書いてる雑誌で、オレのことを取り上げたいとの電話だった!!!
「よっしゃ~よっしゃ~~~すぐに行きますどこまでも、
オレのすべてを語りましょ~~~ぞ!」
というわけで、本日午後新宿で、
超~、久々に荒川さんと会う。
おかわりなし、昔のまんまの荒川さん。老けない男だ。
「元気そうだね~荒川さん、相変わらず飲んでる?」
「ハイ、新宿路上で寝ることもしばしばです。」
「うむ。それを聞いて安心したよ。飲む子は育つからね。」
で、早速のインタビュー開始。
いやしかし、これが見事という他ない聞き方、進め方で、ビックリ。
うそつきポルノ、あっというまに丸裸にされてしまう。
「ワ~~~~ン、すみません~~~。
上の学生を殺したのは、私です~~刑事さん~~~。」
開始5分、ポルノ、自白。
ね、ね、ね、なんでこんなにインタビュー上手(じょうず)なの?荒川さん。
「もう、何百人もインタビューしてますからね。」
聞くと、モー娘(スペルあってるよな)やAKB48(スペルあってるよな)
などのアイドルなんかにもインタビューしてるらしい。
なるほど、上手(うま)いわけだ。
「本作ってよかったですか?井上さん」
もちろんですとも!!!こんな機会がめぐって来るんですもん!!!
それに本を直接売れるって、なんだかとってもうれしいことでね。
やみつきになっちまったでござるですよ。
「いや~、実は、ボクも本出しましてね。わかります!その気持ち!
いいですよね~。自分の本、人に売るのって(笑)。」
インタビューが終わっても、話の尽きぬ二人。
楽しい~~~~。
気づけば、三時間近くサテンでしゃべってる。
そろそろ、別れの時間。
「んじゃ~、飲み会があったら誘ってよ、シラフで参加するから。」
てくてく歩いて新宿駅、荒川さんに別れを告げる。
よっしゃ~~!家に帰って本送るとするか~~。
「井上さん、今日、本持って来てます?よかったら五冊ほど買いたいんですけど。」
「ごめん。今日は、1冊も持って来てないや。けどいいの?そんなに?」
たった1冊の単行本なんだけど、つくづく、
しみじみ、出してよかった。
旧友のやさしさ、思いやりにふれることができる。
解放されたぞ~~~~~!今日は~~~~~!!
フフフ、【わじ無視】。
荒川さんの本のご紹介~~
著者名、荒川顕一
タイトル、【地デジにしたいなんて誰が言った!?】
発売元、【普遊舎】
定価、756円
初版1万部だったらしい!すごいぞ~~アラちゃん!
さあさあ、みなさん、一人五冊は買うように!!!
