もう一ヶ月以上、マンガの修正に追われてる。
なのに、終わりが全く見えない。

なぜだろう?

おそらく、なんかの祟(たた)りに違いない。

よ~し、お祓(はら)いでもしてもらうとするか。

いつがいいかな、いつが…。

って、マンガの修正が終わるまで行けないな…………。

あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、
今度生まれて来るときは、マンガの修正は適当にやる人間にして下さい、神様。

めっちゃ、気になるんですよ、登場人物のネクタイの柄とかが~~~~。

あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

ね、《あ~~~》の長さが、きちんと揃(そろ)ってるでしょ。
こんな感じなんですよ、オレって。

もう、いや。





[ポルノくん、キミの単行本買ってくれた筑波大学の三谷純・准教授が
六本木で折り紙のワークショップをやるからお礼を言いに来たまえ。]

日記でおなじみ編集者・浜隊長から突然のメール。

ウキウキ楽しい【わじ蟲】修正・加筆(かひつ)の仕事で、
全く身動き取れない状況なのだが、
浜隊長の命令には、逆らうことのできないオレ。

外出を決める。

ごめんね~わじ蟲ちゃ~ん。
キミの産みの親のご命令なの~~~また今度遊ぼうね~~~。

ヌハハハハハハハ~~~。言い訳完璧(かんぺき)。ごめんね後藤さん。

で、六本木ミッドタウンにある《21-21デザインサイト》に。

《REALITY LAB再生・再創造》展。
ここだ。

す、すごい…こんなとこでワークショップやるんだ…、三谷純・准教授って…。

ギャラリーの前で待つこと10分、浜隊長、遅れて登場。

「もたもたするな。入るぞ、ポルノ。」

隊長すでに全開。
オレが遅れたと思ってる…。

ズカズカズカズカ。
「三谷さんの折り紙本作った○△書房の浜です。
こっちはアシスタント。二人ともタダで良いよね?」
圧倒(あっとう)される受付嬢。
すっかりアシスタントなオレ。

隊長、気にせず、受付簿にザクザクっと記帳してる。

しかも、会社名、氏名ともに「浜 作之介」!!!!
テンション、マックス。

それにしても、すごいギャラリーである。
ビッグにして、ハイセンス。

まあ、けど、それもそのはず。

ここは、あの世界的に有名なファッションデザイナー
三宅一生さんの事務所でもあるらしいのだ。

「で、ポルノ。もしかしたら、今日会えるかもしれんぞ、三宅一生さん本人に。」

「ど、どういうことですか?」

「あれを見てみろ。」

浜隊長の指差した先には、奇妙な服を来たマネキンがいっぱい。

「あの服、三谷さんの折り紙技術を使って三宅一生さんがデザインした
新作なんだ。ファッション界ですごい話題になってるらしいぞ。」

はは~~ん。そこで、今回のワークショップってわけか。

なるほど。

っていうことはもしかして。

どさくさにまぎれて、三宅一生さんに、本を売りつけろ。
ってことですか?隊長。

あらららら、激(はげ)しくうなずいてるよ~、ミスター・ハイテンション浜隊長。

ワオ、こりゃ~、大仕事になりそうだな。

って、その前に、三谷さんの折り紙ワークショップにも参加せねばっと。
なんたってぇ~、ボクの本の愛読者なんだも~ん。

わ~~~、いらっしゃいました。三谷さん。壇上に。

うわさ通り、というか、うわさ以上の品に物腰(ものごし)。
まるで、京の落ちぶれてない公家のよう。

それに話が御上手(おじょうず)。
うっとり。

いかんいかん、三宅先生をば、探さなきゃ。

が、いくら探せども、先生現れず。

で、あっという間に折り紙ワークショップ終了。

くそ~~~~~~~~~~~~~~~~。逃げやがったな、ミヤケ~~~。

館内飲食厳禁なんかおかまいなく、ヤケお茶をのむオレ。ゴクゴクプハ~!

で、ふと横を見ると。。。。。。。

じゃじゃ~~~~~~~~~~~~ん。
ミヤケセンセ~~~~~~~~~~~!!!!!!

ウワ~~~、後光(ごこう)が、後光(ごこう)がまぶしい~~。

「ポルノ、本出せ…。」
隊長のうわずった声が耳に入ってくる。

「そ、その前に隊長がご挨拶したほうがいいんじゃないですか?
三谷さんの二冊目の折り紙本、三宅さんにオビ書いてもらったんでしょ。」

まばゆい光の中でどうにかこうにか会話をかわす。

フラフラと立ち上がった隊長の背中がやけに小さく見える。

勝負あり。三宅一生さん、オール、一本勝ち。

手も足も出ず、オレに至(いた)っては、まともに挨拶もできず。

「会えましたね(涙)~~。生(なま)、三宅に~~~。」

「ああ~~~~~~。」

いつの間にか、会えたことにすっかり舞い上がってる隊長にオレ。

けど、そうなるって。
なんてたって三宅一生なんだもん。

「今日は楽しかったですか?」
ワークショップに参加してるひとりひとりに話しかける三宅さん。

気さくな人なんだけどな。

…。


画像は、三谷純先生の本
製作総指揮は、浜隊長。
売れてます。

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-三谷純
電子書籍化が決定した前作【わじ蟲】の
デジタルリマスター化がなかなか進まない。

なにせ、この【わじ蟲】、収録作品のほとんどが手描き原稿。
んだから、電子化するには、一枚一枚、スキャニングするしかないのだが、
ページ数が、半端じゃなく多い。
ざっと、【Oh,No!なんね~】の二倍。
それに、ただスキャンするだけじゃない。
スキャンしたあと、地獄の加筆(かひつ)が待っている。

「ったく、なんでオレの原稿は、こんなに汚(きたな)いんだろ…。」

…ゴール、全く見えず…。

やってもやっても、振り出しにもどされる感じ…。

これぞ、まさに、無間地獄(むげんじごく)…。

あ~あ、路上が恋しい…。

そんな鬱々(うつうつ)した中、一本の電話。
携帯の表示に目をやると、「あ、ライターの荒川さん!」だ。

やっほ~~~~、アラちゃんだ~~~~!!!!
なになになに、飲み会?忘年会?クリスマス会?
もしかして、刑務所の慰問(いもん)?
キャ~~~、なんでも、いいからワタシをここから出して~~~王子様~~~!!!

「ラジオの方から出演依頼の連絡ありましたか?井上さん」

「あららら、それ気にしてくれてたの?アラちゃん
それが、まだなんだよ。」

以前の日記にも書いたが、この荒川さん、ボクをラジオに出演させようと、
とにかく色々と手を尽(つ)くしてくれている。

実に、いい人なのだ。

「そうですか…、結構人気の番組だから順番待ちってことかもしれませんね、井上さん。」

「心配かけるね~、もうこうなったら、銀行でも襲(おそ)って
みるかね~、きっとラジオに名前ぐらいでると思うんだけど。いや待てよ。
テレビにも出れるかもしれんな。」

「いやいや、その前にボクのインタビューに答えてくれませんか? 」

え?インタビュー?

そう、なんと、この電話。
荒川さんが記事を書いてる雑誌で、オレのことを取り上げたいとの電話だった!!!

「よっしゃ~よっしゃ~~~すぐに行きますどこまでも、
オレのすべてを語りましょ~~~ぞ!」

というわけで、本日午後新宿で、
超~、久々に荒川さんと会う。

おかわりなし、昔のまんまの荒川さん。老けない男だ。

「元気そうだね~荒川さん、相変わらず飲んでる?」

「ハイ、新宿路上で寝ることもしばしばです。」

「うむ。それを聞いて安心したよ。飲む子は育つからね。」

で、早速のインタビュー開始。

いやしかし、これが見事という他ない聞き方、進め方で、ビックリ。

うそつきポルノ、あっというまに丸裸にされてしまう。

「ワ~~~~ン、すみません~~~。
上の学生を殺したのは、私です~~刑事さん~~~。」

開始5分、ポルノ、自白。

ね、ね、ね、なんでこんなにインタビュー上手(じょうず)なの?荒川さん。

「もう、何百人もインタビューしてますからね。」

聞くと、モー娘(スペルあってるよな)やAKB48(スペルあってるよな)
などのアイドルなんかにもインタビューしてるらしい。

なるほど、上手(うま)いわけだ。

「本作ってよかったですか?井上さん」

もちろんですとも!!!こんな機会がめぐって来るんですもん!!!

それに本を直接売れるって、なんだかとってもうれしいことでね。
やみつきになっちまったでござるですよ。

「いや~、実は、ボクも本出しましてね。わかります!その気持ち!
いいですよね~。自分の本、人に売るのって(笑)。」

インタビューが終わっても、話の尽きぬ二人。

楽しい~~~~。

気づけば、三時間近くサテンでしゃべってる。

そろそろ、別れの時間。

「んじゃ~、飲み会があったら誘ってよ、シラフで参加するから。」

てくてく歩いて新宿駅、荒川さんに別れを告げる。

よっしゃ~~!家に帰って本送るとするか~~。

「井上さん、今日、本持って来てます?よかったら五冊ほど買いたいんですけど。」

「ごめん。今日は、1冊も持って来てないや。けどいいの?そんなに?」

たった1冊の単行本なんだけど、つくづく、
しみじみ、出してよかった。

旧友のやさしさ、思いやりにふれることができる。

解放されたぞ~~~~~!今日は~~~~~!!

フフフ、【わじ無視】。

荒川さんの本のご紹介~~
著者名、荒川顕一
タイトル、【地デジにしたいなんて誰が言った!?】
発売元、【普遊舎】
定価、756円
初版1万部だったらしい!すごいぞ~~アラちゃん!
さあさあ、みなさん、一人五冊は買うように!!!

井上ポルノ自費出版単行本《Oh,No!なんね~》完売への道のり-荒川さんの本