「第十回きぬかけ杯副音声~後編~」 | TKドラゴンズのブログ

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京都御室少年野球チーム TKドラゴンズのブログです。
TKドラゴンズは甲子園出場経験者の会長兼、監督が怪我のない野球にするために最新の練習方法を取り入れて楽しめる野球をしています。

では、後編です。
あと少しお付き合いを・・・
 
こんなに山盛り書けるのも勝てばこそ。
今日(10日)、御所のグラウンドでアカスポの代表にたまたま会いました。
 
挨拶もそこそこに
田中 「いや~、来週は卒団式ときぬかけ杯の祝勝会ですわ~。
勝つのと負けるのとでは大違いやしな!わっはっは~」
木村さん 「く、く、悔しいです~」
 
あかん、また言わんでもいいこと言ってしまった💦
謙虚に謙虚に・・・来年こそは謙虚に行きましょう。
 
 
それでは、副音声の続きにまいりましょう・・・
 
 
決勝戦ではまぁたくさん練習の成果を出してくれてます。
 
本編で書いたレフト池本のレーザービームもすごかったのですが、それ以上にすごいと思ったプレーがあります。
三回表、ワンアウトから一番打者に左中間を超えるヒットを打たれます。
この後なんです。
クッションボールをレフト池本が上手く処理し中継に入っていたショート細川に素早く送球します。
ここで内野の数人から「ファースト!」という声が飛んでいます。
打者走者がセカンドに向かい池本の返球を見てファーストへ引き返したんです。
セカンドベース上の金城に送球するつもりだった細川は、声に反応し振り向きざまファーストの河野へ送球!
ランナーを追ってややセカンド方向に走っていた河野がファーストベースに引き返し、打者走者と競争になりますが河野のタッチが早かった!
一切無駄のないこの連携に一塁審判が大きなアクションから「アウトー!」のジャッジで応えます。
 
この一塁審は室町さんのスタッフの方で、よく野球を知っている人です。
このおっさんをもうならせた好プレーだったんですなぁ。
 
 
では、攻撃を少し解説してみます。
 
初回の古賀、河野の連続二塁打は本当に大きかったです。
アカスポの投手は全くデータが無く、球筋も何も分からない初回。
この二人の強烈な打球がその後のアカスポさんの采配に影響を与えることになります。
 
二回裏の攻撃は2番の加藤でスリーアウトとなり無得点でした。
三回裏、アカスポの投手が交代します。
二回は0に抑えた投手が何故交代?
と思われた方も多いと思いますが・・・
 
この回は3番古賀から始まり最も怖い4番河野が続きます。
おそらく打たれるイメージが強かったんではないでしょうか。
この二人はアカスポの先発投手にタイミングが合っていると感じたはずです。
 
0-3からこの回3番4番の二人が出塁し2点入れば0-5。これはキツイです。
おそらくアカスポさんはこの試合5点勝負と踏んでいたはずです。
なんとか3点ぐらいに抑えて終盤に勝機があれば1回戦で投げているエースを投入するか、あと何枚か投手をつぎ込むか・・・・
そんな筋書きを考えていたのかもしれません。
 
予定より早めに次の投手を投入し古賀、河野を抑えにかかります。
しかし、古賀はヒット、河野に四球を与え塁に出したくない二人を出す結果になりました。
 
勝負をかけた采配なので、結果は裏目でもアカスポベンチは素早い対応をしていたと思います。
 
 
その後に続く5番夏原の場面で面白いことが起こっていました。
ノーアウト一二塁で私はダブルスチールのサインを出しています。
夏以降三塁への盗塁は相手チームのレベルが上がってきているので封印していましたが、足の速い金城と古賀には三盗のサインは出していました。
一方、きぬかけ杯連覇への攻撃戦略の一つにTKスペシャルというサインを導入してもいました。
詳しくは言えませんが、エンドラン(ランナーが走ってバッターが打つ)のようなものです。
このTKスペシャルは打者がバットコントロールの上手い選手に限って発動できます。
きぬかけ杯前の合宿ミーティングで、「このサインを出すのは加藤、夏原、池本だけ」という確認をしていたのです。
 
夏原は「出た!」と思ったのです。
自分に出ると思っているからなおさらそう思うでしょう。
ダブルスチールのサインとTKスペシャルのサインを見間違えちゃいました(笑)
高めに外れたボール球を打ちに行って空振り!
結果的にダブルスチールを助ける形になったんで良かったのですが、ファウルにならなくてほっとしました。
 
この直後、ベンチの選手からは「違うやろ!」という失笑を伴う声が夏原へ飛んでいました。
うちの選手たちはベンチでもサインを良く見てくれているんですよね~
しもた!と照れ笑いの夏原。
これで力が抜けて良かったのか、直後にセンター前に2点タイムリーを放ち大きな追加点が入ったのです。
 
終盤もつれて1点勝負にならないと出さないTKスペシャルなのですが、出すタイミングはありませんでした。
 
 
攻撃面で、本編でも触れましたが代打の6年生二人。
 
一回戦にヒットを打ったのは杉本。
代打で出場していきなり初球をライトへ運んでいます。
代打で出て初球を振れる勇気のある選手は少ないです。
1球はスピードやタイミングを確認したくなるもんです。
いきなりスパーッて振れるんですよ、杉本は。
「壱太行くぞ!」と私が言えば、すぐに「はいっ!」と答えてバットを持つ。
常に心の準備のできている何かやってくれそうな選手です。
 
決勝戦では西村が2点タイムリーを打ちました。
おとなしい選手ですが、私の言うことを信じてなんとかしようという気持ちがいつも伝わってきてました。
幻のホームランを打った時も「次打った時にベースを踏んだらいい」という私の言葉に「はい!」と笑顔で答えてくれていました。
決勝戦ではちゃんと踏んでくれました。良かったね。
 
 
最後にもう一つだけ解説しておきます。
 
今年のチームで突出した守備力を持っているのは加藤です。
ショートを守らせたらピカイチです。
しかし、加藤はTKのエース。
加藤が投げている時の守備力をどうカバーするかがこのチームの大きな課題でした。
夏以降、加藤が登板する試合のショートに細川を抜擢しました。
彼は5年生では抜群の守備力を持っています。
 
この細川が加藤の守備に近づこうと相当努力してくれました。
フィールディング、ポジショニング・・・必死で練習していました。
 
その細川の努力の成果が3本のショーとゴロの処理に出ています。
 
一見普通のショートゴロを普通にアウトにしたように見えるプレーです。
細川のポジショニングは他のチームのショートより2メートル以上深く守っています。
ホームからの直線距離で言えば約34メートルぐらいでしょうか。
サードで言えばサードベースの10メートル後ろに守っている計算になります。
ベンチサイドから見ると細川が小さく見えたのではないでしょうか。
 
細川が緩いゴロを前に出て捕球した時点では打者走者は一塁ベースの数メートル手前まで来ています。
しかし捕球してからわずかツーステップで送球し打者走者を一塁ベースの1メートル手前でアウトにしているのです。
 
ポジショニングを深くしてヒットを防ぎつつフィールディングの良さで緩いゴロをさばく。
ショートとしては加藤に次ぐ高いレベルのプレーを見せてくれました。
 
 
まだまだ言い足りませんが・・・
また卒団式の時に言いたいと思います。・・・ってまだあるんかい!
 
 
最後の最後に・・・
 
表彰式の後のシャンパンファイト。
これは、木戸MGがぼそっと言った提案に児島MGが具現化したものです。
私も初めてやりましたが・・・た、た、楽しい!
 
またやりたいです。