なだれを打って押し寄せた民進党の騎馬部隊の圧力は強烈だった。石破地方創世相以下、自民党の大幹部4名で精鋭騎馬部隊をその場に足止めするのが精一杯であった。

「おい!!おまえたち何をやっている!!そんな騎馬などさっさとやってしまえ!!」

アベベが横を向いて4人に向けて怒鳴る。

「うーぬぬぬ。どえやっ!!」

石破地方創世相が目の前の一騎を叩き伏せ、顔を上げると後続の騎馬の槍が目の前をかすめた。

「ふおっ!?ふんっ!!」

再び馬から叩き落とした。こいつら、強い。民進党、隠していたな。おのれっ!!石破地方創世相は歯ぎしりした。考えている余裕はなかった。

一方、岡田代表対アベベの一騎討ちも簡単ではなかった。

「ぬおおおおおおっっ」

岡田代表はうなり声と共にアベベのふところに飛び込む。飛び膝蹴りを放った。

「!!!」

アベベの肩をかすった。そのままざざざとアベベは横によけた。

「なんという体力だ。流石だよ、岡田くん。いや、かつての友人と呼ぶべきか。なあ、岡ちゃん」

アベベは軽く笑った。

「ふん、今頃言うのかそれを。気味が悪いぜ。ふふっ安倍ちゃん」

岡田代表は急にじょう舌になった。

「さっきのオレの口からのエネルギー弾、よくよけたな貴様」

「知ってりゃ予測できた」

「岡田くん、ここで決めるか。どちらが本当に強いのか」

次の刹那、岡田の飛び蹴りがアベベに襲いかかった。ごっ、と音を立ててアベベの側頭部を削った。どさあー、と音をたてアベベは倒れた。

「お、おれが転倒するとは」

アベベは立ち上がった。すぐに大笑いし出した。

「はっはっは!!楽しくなってきたぞ。いくぞおっ!!!」

アベベは構えた。すぐに岡田代表も構えをとった。近くでは騎馬舞台と自民党大幹部たちの乱闘はまだ続いていた。

(つづく)