アリvs猪木


伝説の一戦が、本日、テレビ朝日でノーカット放送されました。


自称ボクシングマニアにして、元猪木信者の私にとって、非常に難しい試合です。


私は、格闘技全般が好きです。

プロレスは格闘技じゃないだろ、という意見もありますが、

私が子供のころの猪木プロレスは、格闘技でした。


猪木プロレスには、ロマンがありました。



アリvs猪木


この一戦は、まったく記憶にありません。

ものごごろついてから、本や雑誌で読んで、妄想にふけったものです。


何年前でしょうか、テレビ朝日でこの試合の特番がありましたね。

その時は、ダイジェストでプロレス寄りの作りでしたが、

今回は、アリ追悼ということで、出来る限り公平になるような気づかいが感じられました。


この一戦の論点は、ルールです。


色々な説が語られています。


情報の多くは、プロレス側から発信されています。

アリが猪木を恐れて、アリサイドが無理なルールを押し付けた・・・。


ボクシング側からの情報は少ないです。

ボクシング界にとって、あの試合は、ある意味汚点でもあるわけです。


最近、ネットではありますが、色々調べてみると、プロレス側の主張が100%ではないようです。

アリが怖がってルール変更したという風潮がありますが、

最後の最後は、アリもやる気だったようですね。

エキシビジョンのつもりで来日したのに、いざ来てみたら真剣勝負!

危険を察知したのは、スタッフですね。

猪木側が、当初はエキシビジョンだったのに土壇場で真剣勝負にした、という説もあるようです。

いずれにせよ、アリは、なにがなんでも、負けてはいけないのです。

日本の猪木に対し、アリは、世界のアリ、でしたから。


ルールはどうであれ、真剣勝負となれば、リスクはアリの方が大きいのは自明ですね。


今回の番組作りで、ボクシング側のコメントを入れて欲しいな、と思っていましたが、

ほとんど有りませんでした。


アンジェロ・ダンディさんのコメントが欲しい!と思いましたが、

もう他界していましたね。


遠山甲さんのコメントも欲しいな、と思いましたが、こちらも他界しました。


プロレス側ではありますが、カール・ゴッチさんもしかり。


時間は、刻一刻と過ぎていきます。



今でこそ、総合格闘技というジャンルが確立されて、観客の目が肥えていますが、

当時は全てが空想・妄想の世界。


今観ると、とてもスリリングで、とても面白い試合です。


当時、ボクシング世界ヘビー級チャンピオンの4オンスグローブなんて、脅威そのものだったでしょう。


時代を先取りしすぎた、”世紀の凡戦”ですが、今観れば、”世紀の名勝負”ですね。


モハメド・アリ様

ご冥福をお祈りいたします。

コンピュータソフト・Ponanzaが、プロ棋士・山崎八段に二連勝し、第一期電王戦が終了しました。


接戦を期待しましたが、残念ながら完敗だったようです。

この内容は、別の機会に・・・


対局終了後の記者会見、PVにて、第二期叡王戦に羽生先生が参戦することが発表されました。

(直接的には、記者会見の司会者の口から聞いたので・・・残念)


羽生先生は、なぜ参加することにしたのか。




何事にも、タイミングというものがあります。


将棋に限って言えば、

プロ棋士とコンピュータの戦いは、いくつかの分岐点がありました。

①渡辺竜王 vs Bonanza

②故・米長永世棋聖 vs ボンクラーズ

③三浦八段 vs GPS将棋


①”評価関数”という概念を持ち込み(詳しいことは知りません)、コンピュータ将棋が飛躍的に強くなった時代です。Bonanzaによって将棋ソフトに革命が起こりました。


”でも、まだまだ、プロ棋士が負けるわけないだろう”という雰囲気のなか、渡辺竜王とBonanzaが対局することになりました。

しかしボナは予想以上!?に強く、竜王は厳しいながらも勝利を納めました。

※渡辺:ほぼ全盛期   ソフト・ハード:発展途上


②情報化社会が成熟してきて、ラジオ・テレビに続く主要メディアに”インターネット”が台頭してきました。その中の寵児が”ニコニコ”でした。

将棋ソフト(+ハード)が急速に進化するに比例し、ネットメデアも進化し、プロ棋士vs将棋ソフトが真剣に向かいあう時がきました。

 その先陣をきったのは、引退しながらも日本将棋連盟会長の要職を務めていた故米長永世棋聖でした。

是が非か判らないが、いづれはコンピュータと人間が対局することになるだろう・・・。

先のことは後輩にまかせ、まずは自分が先陣をきろう・・・。

そんな思いがあったのではないでしょうか。

※米長:全盛を過ぎた元トップ棋士   ソフト・ハード:成熟にあと一歩


③電王戦と銘打った、将棋ソフトvsプロ棋士の団体戦。

プロ棋士が苦戦するなか、ついに順位戦A級にして元タイトル保持者・三浦八段(現九段)が登場しました。

相手は、600台以上のハードを従えたGPS将棋。

いつの間にか負けていた・・・

コンピュータ将棋が、少なくともプロ級であることが示された瞬間でした。

※三浦八段:ほぼ全盛期   ソフト・ハード:成熟期を迎えつつある


これを機に、プロ棋士とコンピュータの対局は、ソフトだけでなくハードにも気を使うようになりましたね。

(これは、商業的側面も垣間見れます)


昔は、将棋ほど複雑なルールでは、コンピュータが人間に勝てるわけがない!でした。

計算力に関しては、ハードは倍々で進歩していきました。

それに並行して、ソフトは闇雲な計算に頼らず効率よく考える術を身に着けていきました。


今となっては、人間が負けても仕方ない・・・という印象が漂います。



羽生先生は、なぜ叡王戦に参加することにしたのか。



複雑なゲームの最右翼に、囲碁があります。


先日、囲碁界の超トップ棋士が、アルファ碁に負けました。1勝4敗でした。

囲碁界は無知ですが、これは唐突な話なのでしょうか?


将棋は、イベント性も加味して時代を刻んできましたが、囲碁はどうなのでしょう。


経緯は知りませんが、囲碁トップ棋士が、コンピュータに負けたという現実は、

将棋界にも波紋を呼んだことでしょう。


プロ棋士vsコンピュータ将棋


出来る限り均衡を保ちたい、という商業的思惑を超えるコンピュータ将棋の進化。

開発者の努力。

そこへ、囲碁界の衝撃。


全盛期に比べ衰えは隠せずとも、今なお、棋界のトップに君臨する羽生善治。


羽生vsコンピュータ将棋≒Ponanza


タイミングとしては”今”なのでしょうか。


羽生先生が参戦表明した第2期叡王戦ですが、叡王の称号を勝ち取るのは簡単ではありません。

しかしながら、予選で新進気鋭の若手棋士と対局しなくていいのは、有利ではあります。


はたして、羽生vsコンピュータ将棋は実現するのでしょうか。。。。。。


因みに、羽生先生より先に見たいのは、

佐藤康光、森内俊之、藤井猛(敬称略)


叡王戦が誕生したのは嬉しいですが、

ワンマッチの対局がやりにくくなったのも事実ですね。




将棋

第41期 棋王戦 五番勝負

渡辺明 棋王 vs 佐藤天彦 八段


棋王の2勝1敗で迎えた第4局


今日は出勤で、夜、帰宅後にニコニコ生放送で観戦。

秒読みの終盤。


形勢が判らぬまま解説に耳を傾けていると、天彦八段が劣勢と・・・。


数手進むと、天彦八段が投了。


と同時に、渡辺棋王の防衛が確定した。



嗚呼、今年度、この一年の将棋界は、天彦の年だった。

七つあるタイトルのうち、二つで挑戦者に名乗りを上げた。


しかし、タイトル奪取はならず。


今年度、驚異的な勝ち星を重ね、将棋界を席巻したにもかかわらず、

タイトルには届かなかった。


最近、ニコ生の解説で、藤井先生が言っていた。

「竜王三連覇といっても、タイトルを獲得したのは1回だけ」


この言葉の本当の意味は何なのか?


汚い言い方をすれば、防衛は、一人の相手に番勝負で勝ち越す、ですが、

挑戦は、タイトルホルダー以外の(ほぼ)全棋士参加のトーナメントやリーグで1番にならなきゃいけない。

そして、全棋士を代表してタイトルに挑戦し、番勝負で勝ち越すことでタイトルを獲得できる・・・。


その意味では、1年の間に2度も挑戦したことは、素晴らしいことです。

ただ、何度挑戦しようとも、1期でもタイトルを獲るか獲らないかでは雲泥の差があります。


私の好きなボクシングでも同じようなことが言えます。


佐藤天彦八段、惜しくも棋王獲得はなりませんでしたが、すぐに次が待っています。


名人戦


さぁ、三度目の正直。


初タイトルが名人・・・いいじゃないですか。

期待します!