叡王戦が、タイトル戦に昇格したそうです。

 

うーーーん、どうなんでしょうね。

 

段位別予選を勝ち抜いた棋士が、本戦トーナメントで争う、

という形式は、斬新で面白いと思っていましたが、

 

タイトル戦にするのは・・・

 

チャンピオンを争う競技は沢山ありますが、

日本国内だけで、チャンピオンが8個も必要なのでしょうか。

 

7つでも多いところを、8個となると。

 

ボクシングでは、たくさん”世界”を名乗るタイトルがありますが、まぁ、世間的には、世界4大タイトル、です。

(階級も多いですが)

 

ゴルフは、たくさんの大会が有りますが、

世界4大メジャー、が、いわばチャンピオンですね。

テニスもしかり。

 

多くの競技は、オリンピック、世界選手権、ワールドカップ、

などが、チャンピオンと呼んで差支えないでしょう。

 

日本だけで8個は多すぎ!

 

 

ところで、

チャンピオンvs挑戦者、の形をとる競技って

何があるかな。

 

ボクシング

プロレス(!?)

キックボクシング・ムエタイなどキック系

将棋・囲碁 (チェスは知りません)

UFC・シュートなど総合格闘技

他には・・・

 

将棋に戻ります。

 

嗚呼、佐藤天彦名人には、Ponanzaに一矢報いてほしかった。

もう、人間は最強ソフトには勝てないのかなぁ。

藤井四段なら、、、なんて。

 

さて、人間vsコンピュータの将棋。

 

これからもイベントとして続けるのであれば、

かつて森下九段が提唱した”継盤ありルール”をベースに、

人間側の持ち時間を大幅に増やす、のが得策か。

 

コンピュータの計算速度は、最近は頭打ちに近づいてきたけど

基本的に速くなっていくのだから、

人間には、じっくり考えさせてあげたい。

コンピュータは、見えないだけで、継盤をたくさん使っているようなもの。

 

人間・プロ棋士が、考えに考え抜いた一手を続けた場合に、

どうなるのか。

時間との闘いは、明らかに人間に不利です。

継盤なんて恥だ、とか抜きにして、

純粋な”思考”を争うしか、人間vsコンピュータのやる意味は無くなりそう。

 

とはいえ、今期で電王戦は終わるので、

そして、コンピュータが強い!というのは判ったので、

プロ棋士たちが背負った重荷を取り除いて、

もっと気楽に、エキシビジョン対局ができればいいな、

と思います。

 

羽生三冠、佐藤康光九段・NHK杯、藤井九段・銀河、森内九段、

などの対局は観てみたいです。