!!!!!!!
KO出来なかったが、次へ繋がるタイトル奪取!!!
と、書こうと思ったが、
予想だにしない結末が。。。
出だしは、村田は手を出さず、様子見といったところ。
ポイントは、エンダムで問題ないだろう。
3R、村田の右ストレートがカウンターでドンピシャでヒット。
試合が終わってもおかしくない痛烈なダウンだったが、
前評判通りの、エンダムの驚異的な回復力で生き延びる。
以降、
エンダムは足を使って、村田のガードの上をタッチしていく。
村田は、プレスを強め、随所に右のダメージングブローを繰り出す。
中盤からは、タッチボクシングvsパワーパンチの闘いとなるが、
村田が支しているのは確実、と思ったのだが。。。
フラフラのエンダムに、村田がプレス+パワーブローで攻め立て、
日本のミドル級にとって濃密な12Rが終了した。
会場、テレビの前の視聴者、かなりの割合で村田が新チャンピオンになったと思ったことだろう。
116-111 エンダム!?
117-110 村田
115-112 エンダム
スプリットで、エンダムの勝利
・・・・・
子どものころから、プロレス、ボクシング、空手、キックと、
格闘技を見てきました。(プロレスは!?)
ここ20年以上は、自称ボクシングマニア、です。
現代ボクシングは、かつての、殴り倒す競技から、
緻密な戦略をベースに、いかにポイントを取るかの競技に変わってきている。
勿論、倒せば勝ちである。
ポイントマストになってから、採点基準が論じられる場面が多々あります。
1、有効なクリーンヒット
2、アグレッシブ
3、リングジェネラルシップ
4、ディフェンス
・ガードの上を叩く手数と、ドスンとダメージを与える一発パンチ。
・確実にヒットはしているがダメージの無い手数と、
ドスンとダメージを与える一発パンチ。
どちらに価値を見出すか。
村田選手は、ブロッキングでプレスをかけ、パワーパンチで抑え込むスタイルを、自分のスタイルとして信じてきました。
このスタイル、黒人のスピードあるアウトボクシングには、ポイントアウトを許してしまうのではないか、と危惧したこともありました。
しかし、村田選手の今日のボクシングをみて、
勝ったと思って、現代ボクシングへのアンチテーゼだと感じ、
本来のボクシングは、ポイント競技ではなく、
殴って、殴られて、倒した者、圧倒した者が勝つんだ、と。
しかしながら。。。
私は、村田選手に否定的な思いがありました。
・右ストレートを打つ時、脇が甘く、威力が減ってしまっている。
・まともな世界ランカーと対戦していない。
・レギュラー王者が、スーパー王座挑戦失敗で空位になった王座の決定戦
でも、勝ってくれ、と願っていました。
そして、勝った!と思いました。
しかしながら。。。
ボクシングって何だろう。