日本の国家が流れる

 

具志堅会長が、大声で(たぶん)で君が代を歌う顔が、

画面いっぱいに映し出される。。。

 

比嘉が、プレッシャーをかけまくる。

 

計量失敗で全チャンピオンとなったエルナンデスが、

捌きにかかるが、比嘉の左ショートフックが前王者の顎を捕らえ、

2Rダウンを奪う。

・・・・

エルナンデスが、捌きで立て直そうと試みるが。。。

 

それまで、単発の攻撃だった比嘉に変化が。

 

踏み込みのスピードをトップギアへシフトチェンジした。

じわじわ接近していたフットワークを、瞬間移動に切り替えた!

 

そして、接近してコンビネーションブロー!

タイソンばりの、右ボディーから右アッパー!

スローをみると、タイソンは右ボディフックからアッパーだが、

比嘉のそれは、右ボディストレートからアッパー。

 

そこからは、比嘉劇場。

 

6R、比嘉が倒しまくる。接近してコンビネーションを打ち抜く。

 

倒れても、倒れても、立ち上がる前王者。

残り10秒となり、このラウンドを逃げ切るかと思った刹那、

またまた比嘉のコンビが極まる。

たまらず?やっと?レフェリーが試合終了を宣告した。

・・・・・

 

具志堅会長に、笑顔はない。

さまざまな思いが脳味噌を駆け巡り、

勝手に出てこようとする涙を堪えるのに精いっぱいなのでしょう。

 

白井・具志堅ジムには、かつて、天才と言われた名護明彦がいた。

残念ながら、彼は、世界チャンピオンになれなかった。

 

ジム初の世界チャンピオン

比嘉チャンプ、具志堅会長

おめでとうございます。