久しぶりのブログです。
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中vsカールソン
チャンピオン12度目の防衛戦。
ボクシングの魅力って何でしょう。
テクニック、タフネス、いろいろありますが、
一番は、ノックアウトでしょう。
野蛮かもしれないけど、ボクシングの魅力は、打ち倒すことですよね。
何ラウンドでしょうか、山中の強烈な左が、カールソンの顔面を捕らえ、
左目の下をカットし、みるみる腫れあがっていきました。
これ、眼窩底骨折?
意を決した挑戦者は、捨て身の攻撃で反撃します。
KO決着間近!と思った刹那、挑戦者の左がチャンピオンの顔面を打ち抜きました。
かつての、長谷川を捕らえたモンティエルの左を彷彿とさせるそれでした。
山中、一転してピンチ。
これを凌いだチャンプは、もう一度ボクシングを組立てなおし、
試合を終わらせるべく、”詰み”の状態を作り上げる。。。
抵抗を試みる挑戦者に対し、チャンピオンは、非情な強打を打ち続ける。。。
抵抗むなしく、7ラウンド、山中の”神の左”が改めて炸裂し、レフェリーが試合をストップ。
・・・20年くらい前でしょうか、強打の日本のボクサーが世界戦を戦う時、
”当たればチャンス有り”という空気感がありました、
当たれば・・・。
当たればではなく、如何にして当てるか、がボクシング。
WBC世界バンタム級チャンピオン、山中慎介は、
如何にして当てるか、を実践しているボクサーだと思います。
当てられてしまうこともありますが、
最終的に、当てれば、そして打ち倒せば、、、チャンピオンです。
究極は、”打たせずに打つ”ですが、”打たれても打ち倒す”のが山中チャンプでしょう。
スリリングな激闘、有難う!!!!!