先日、NHKのBSでSAMURAI SPIRIT 再放送一挙放映があった。
日本の武道を海外に紹介する番組で、極真空手(今は正道会館?)のニコラス・ペタスが日本の武道を体験しながら紹介していく内容です。

剣道、居合道、合気道、柔道、空手など。

全部は観れませんでしたが、素晴らしかったことと残念だったこと、両方ありました。

残念だったこと。
柔道は堕ちたな、と。

柔道の達人!?とのやり取りで、達人の礼がなってない!
他の達人は、ペタスが頭を下げると、同じかそれ以上に頭を下げていたが、柔道のそれは、軽く頭を下げ、上から目線なのです。
柔道は、いつの間にかガッツポーズもOKになってるし、もはや 道 ではないようです。


素晴らしかったのは、空手です。

ケンカ空手とも言われる極真空手出身のペタスが、空手をどう紹介するのか!

極真チャンピオン、数見氏との対話から始まり、空手は形が重要で、そして、発祥の地 沖縄へ向かうのです。

全身を武器と化す鍛練を繰り返す上地流などを体験するも、決して人に対して攻撃しない空手の精神を目の当たりにし、なぜ鍛えるのか、という疑問を突き付けられるペタス。

他人より強くなることを目標にカラテを志していたペタスにとって大きなジレンマです。


自分を強くする。
強くなれば、自然と他人に対し優しくなる。


また、空手をやりたくなりました。