そのものじゃねえか?


でも、太田裕美と言ったら、

木綿のハンカチーフなのだ。


それほど、この曲は太田裕美にジャストフイットしている。


あの弱々しさが、歌詞の中に出てくる女性にぴったり。


この曲は、山口百恵が歌っても、岩崎宏美が歌っても似合わない。


太田裕美しか、歌えないと言っても間違いではない。


高音が、弱々しいファルセットになっており、そこに儚さが漂っている。


この曲は、松本隆が男女の手紙形式で、4番まで書き上げたが、作曲の筒美京平が、

「なげーよ。こんな詞に曲なんか付けられっか、ボケ」

と激怒し、松本隆に電話するも繋がらず。


クレームを予測していた松本隆は、どこかへ隠れていたのでした。


締め切り直前になり、筒美京平は仕方なく曲をつけましたが、思いのほか、いい曲に仕上がり、

「すごいだろ、俺😁」

とドヤ顔で自慢したそうです。


出だしの

G   Gmaj7  Em   Bm  C  Bm  Am  D7

のコード進行が.哀愁をそそります。

昭和、そして松本隆、筒美京平の代表曲です。

題名の「木綿のハンカチーフ」は、最後の最後に出てきます。

涙無しには、聴けない名曲。



1976年の年間ヒットチャート4位。


1位は、化け物「泳げ たい焼き君」


週間ヒットチャート2位。

実は、木綿のハンカチーフ以外にも、ヒットを飛ばしています。


太田裕美によるピアノ弾き語り。

週間ヒットチャート5位


週間ヒットチャート4位


週間ヒットチャート7位。


これが、最後のベスト10入り。


アイドル歌手ですが、ビブラートこそ無いものの、歌の上手い歌手でしたね。