富田 勲氏が亡くなりました。84歳です。

作曲家でシンセサイザー奏者。
月の光や惑星などで、アメリカのビルボードのクラシックチャート1位獲得。
そして、グラミー賞ノミネートなど、世界で活躍されました。

あのスティービー ワンダー氏も尊敬する音楽家に挙げたほどです。

日本に初めて、1000万でシンセサイザーを輸入しながら、説明書が付いていなくて、「とんでもない鉄クズを買ってしまった」とボヤいたのは有名な話です。

シドニー湾や、ドナウ川でとてつもない規模のコンサートを開いたのもすごいです。

日本の長良川のコンサートには、スティービー ワンダー氏もゲスト出演しました。

フランシス コッポラ監督の「地獄の目次録」の音楽のオファーもありましたが、契約の関係で実現しませんでした。

おいらは、富田氏のアルバム「火の鳥」話、聞いてファンになりました。
とにかく音楽に色彩があるんです。
本来ならオーケストラで、演奏するクラシックの全てのパートを自分で弾いて録音するというとてつもない作業をこなしていました。

作曲家としては、NHK大河ドラマの音楽や、手塚治虫のジャングル大帝、リボンの騎士の音楽で有名です。
リボンの騎士では、登場人物の動きに合わせて作曲すると言う、ディズニーと同じ作曲方法を行いました。これも大変な事です。

みなさんおなじみの、NHK「新日本紀行」のテーマ曲も富田氏の作品です。

富田 勲氏の冥福を祈るとともに、氏の功績を讃えたいと思います。