観光名所ではありません。

たまたま通りかかったのですが、

ここは国立ハンセン病療養施設です。

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昔からハンセン病は、不治の病で、伝染

力が強い病気とされ、差別されて来まし

た。

映画”砂の器”の主人公親子が、父のハン

セン病のせいで差別され、放浪の旅に出

ているシーンは涙を誘いました。

国の政策で、国立療養所を作り、強制

隔離を行ったことが、さらに恐ろしい

病気という認識を植えつけたのです。

しかし、現在は治療法も確立され、

伝染力もほとんどないことから、

まったく普通の病気と変わらない

ことを分かってほしいです。

今まで差別と戦って来た患者さんの

努力のおかげで、こうした国の政策は

改められました。

もう隔離される必要はありませんが、患

者さんたちも高齢化されており、なかな

か社会復帰も大変でしょう。

穏やかな日々を過ごしてほしいです。