今から24年前、おいらは仕事の関係で、岩川(現曽於市大隈町岩川)に住んでいました。
その時、配達に行った田之浦、四浦地区が懐かしくて、昨年大隈に引っ越して来てから、一度は訪れてみたいと思っていたのです。
と言っても特別何もあるわけでもなく、配達もただ1回か2回、代わりに行っただけなのですが、
ある事件も関係しているかもしれません。
今日は、配達ルートの逆方向から行きます。
まずは八野小学校。
志布志市からすぐ看板はありました。

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えっ、こんなに近かったっけ?
でもネットで調べた結果、違う事がわかりました。
それから県道3号線(日南志布志線)を通り、着いたと思ったところは潤ヶ野小学校でした。
ネットで調べた結果、八野小学校は比較的近くにある事が判明、これなら余裕です。余裕をかまして宮崎県串間市まで行ってしまいました。
後は簡単に八野小学校に行けると思っていましたが、
NABIは全く別方向に。
おいらはNABIを信じませんでした。
結局1時間近く迷う結果に。
おいらはNABIに降伏し、従う事に(≧∇≦)
NABIは正確でした。

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今度こそ、八野小学校に到着したのです。
近くで、児童の歌が聞こえたので、今も存続していると思ったんですが、
廃校になっていました。
小さな子供がいるようなので、復活して欲しいです。(^-^)/
でも以前配達した時に、通った北海道のような原野の風景は見られませんでした(≧∇≦)
そして田之浦地区に行きます。
道路は整備されています。

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ここから四浦地区に行きます。
田之浦から30分もかかる、山間の静かな集落です。

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配達した時は、若いお母さんもいましたが、

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四浦小学校は廃校になっていました。
あの時の子供はみんな30をすぎて、村を離れているでしょう。
でもこの集落では、新聞を賑わせたあの忌まわしい事件に見舞われたのです。
それは志布志事件。
ある県議が、四浦地区の懐集落の7世帯20人ほどを相手に起こした選挙違反事件。
おいらは新聞で、読んだ瞬間、これは嘘だとわかりました。
なぜなら人口はかなり少なく、隔絶された集落で、票の獲得などできるはずがないからです。
私たちが、平穏な生活ができるのは、警察官の皆様の昼夜を問わず、頑張っているおかげです。
でも時々、誤りも起きます。
それは手柄による名誉のため、警察のメンツのためでしょうか?
四浦地区の純粋な人達に、深い傷を与えました。
13人を捉え、長時間にわたる取り調べ、自白の強要で、自殺未遂まで起こりました。
踏み絵ならず、踏み字事件まで起こりました。
親や孫の名前を書いた紙を踏ませたり、警察署の窓から「私は焼酎をもらいました」と叫ばしたり。
どうしても耐えきれず
自白した人もいました。
この選挙を巡って、4回の会合が開かれ、焼酎や多額の現金が配られたようですが、期間中の住民のアリバイが全て成立しており、警察は日時不定で、起訴するしかなかったのです。
そもそもこの事件には、物的証拠が何もなかったため、警察は無理な自白に頼るしかなかったのです。
あまり知られていない隔絶された四浦集落が事件にされたのも、世間を欺くきっかけになったのでしょうか?
でも世間はそんな警察を許しませんでした。
新聞では冤罪事件として、全国で報道されました。
そんなマスコミの後押しもあり、全員の無罪が成立したのです。
警察の皆様は皆の平和のために頑張っていますが、時々自分の名誉のためにこんな冤罪事件が起こります。
でも一度受けた傷は癒える事はありません。
もう二度とこんな事件を起こさず、人々のために頑張って欲しいものです。
最後に四浦地区の温泉に行ってみました。

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今では営業していないようです。
以前は四浦地区の皆様の憩いの場になっていたんでしょう。(^-^)/
今日のドライブは懐かしさと共に、昔の事件をもう一度ふりかえさせるドライブとなりました。