
聖司は人生の岐路に立たされていた。
考えろ!考えるだ聖司!なんのためにイタリア留学したと思ってる?プラス思考だ!脳内革命だ!きっと神様が僕を試しているに違いない。僕が雫にとってふさわしい人物かどうかってことを。そうか、ふふ踏み絵だなこれは!ようしー!こうなりゃ責任転嫁だ!責任の所在をあやふやにしてなんとしてもこの状況を打破してみせる!!じっちゃんの名にかけて…!!
聖司:実は調査に来たんです。電磁波の!ええ、九電から正式な依頼を受けまして。最近シシ神の森の中に立った鉄塔から出る毒電波がサンさんの脳波を蝕んでないかの調査なんです。見たところ大丈夫そうですね。良かったぁ。これで安心して寝れます。
サン:電磁波?
聖司:そうです!電磁波です!もしかしたらエボシ様の陰謀かも知れません。シシ神の転覆を狙っての!Xデーの日に!くそぉ~なんでこんな大事なことに今まで僕は~っ!一生の不覚…。
サンは聖司の見苦しい言い訳に不快そうな咳払いをし、
サン:まったく、あなたは相変わらずどうしようもない男ね、天沢君。
と、へたりこんでいる聖司を蔑むように見下ろした。
サン:あなたのフィアンセの雫さんに免じて今回の件は不問にしてあげる。だけど今度私に近寄ったらVX攻撃だけじゃ済まさないから。分かったならとっとと立ち去れ!
聖司:これで晴れて無罪放免ってわけね。全く野生育ちの女は口調が野蛮でおっかねぇ。おー桑原クワバラ…
to be continued…