トンボはポケットからおもむろに赤いパッケージのタバコを取り出した。タール12㎎のラーク。未成年者とは思えぬ大人びた吸いっぷりだ。「タールは10㎎以上でないとタバコではない」それがトンボのポリシーでありこだわりであった。

夕子:コラッ!トンボ!ここは学校よ。それにアンタまだ未成年者じゃない。

トンボ:いちいちうるせぇな。生意気な口はママに教わったかい?それよりさ、いい小麦粉が手に入ったんだよ。今なら安くしとくよ。

「トンボ!!まだそんなくだらないことやってんの!!」

『魔女の宅急便』からキキの登場だ。

トンボ:やぁ。久しぶりだね。

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キキ:トンボ…これ以上バカな真似はやめて。昔は私をパーティに誘ってくれたり、人力飛行機で海岸に連れてってくれたじゃない。私、あの頃が一番楽しかった。お願いだから昔の優しかったトンボに戻って!

トンボ:昔話もいいけどさ、それより小麦粉買わない?うちの小麦はコロンビア産の無農薬だから安心だよ。これを売りさばいて行けば末端価格が楽しみってわけ。

夕子:あんた、今度はねずみ講の勧誘?それにそれただの小麦粉じゃないでしょ?

トンボ:バ、バカ言ってんじゃねぇよ。正真正銘の小麦粉だぜ。これ使えばおいしいパンが焼けるんだぜ。知らねぇのか?ほら!ほら!ほらー!

to be continued…