「桜、ふたたびの加奈子」感想 | 高田翔.jp

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もう、出だしからものすごく重苦しかった( ;∀;)


公開前にSP番組もあったけど、先入観持ちたくなかったから録画だけして観ないで行った。



映画は主に3人の母が軸となっている。


今回の鑑賞で私が一番その人の立場になっていろいろ感じたのは、吉岡麻由子の役、砂織。



私が彼女の立場だったら、あんな風に寛容に思えるかなって。

容子(広末)と信樹(稲垣)の告白をあんなにすんなり受けることができるかなって。



でも、1日経ってまた少し思いがかわっていった。


私は無神論者だけど、なんとなく前世や輪廻転生はあると思っていて。

そして、よく子供は親を選べないっていうけど、私は子供の方が親を選んでこの世に生まれてきたと思っている。


だから、もしも加奈子の生まれ変わりがあの子だとしたら、加奈子自身が次の家族にあの二人を選んだんだなって。


前世や輪廻転生を少し信じてみると、今自分のまわりにいる人達がもっと愛おしく思えてくる。

ファンタジーが苦手な私でもそこはなんとなく信じてみたくなる。



なんの意味もないんじゃなくて、なにかがあって出会っていると信じたくなる、そんな映画なのかな。






それにしても、広末さんも吾郎さんも透明感があって、その透明感が映画を重苦しいだけでなく、さわやかに仕上げているとは思うんだけど、あの二人はあまりにも生活感がなさすぎて。


特に広末さんは、実際にお子さんがいるけど、舞台や映画、テレビの世界でガシガシお仕事しているし、子供と濃密な時間を過ごせてるのかな?って心配になるくらいで、それが映像にも現れてるような気がしてしまった(>_<)



直也役の高田くんは、ぼく戦であんなに激しい体当たりな演技ができるとおもったら、今度はこんなに静かな演技ができて、ほんとにすごいと思った( ;∀;)順番は反対だけど。
まだまだ可能性を秘めてる、そんな気持ちにさせてくれるお芝居だった。



お芝居もうまいヘタはあるけど、結局はその演技が好きか嫌いかだと思うんだよね。


私は高田くんのお芝居が大好き。

めったに観ることはないけど、ドラマや映画を観ると、
「ああ、この役を翔くんがやったらどうかな?」とか
「翔くんならもっといいお芝居になりそうだな」とか思ってしまう(笑)





そして、エンディング。

ああ、そうだったのかって。
最後のあの声を聞いた瞬間、涙がでた。
親が子を思う気持ちと子供が親を思う気持ちが起こした奇跡。


今回は砂織に想いを重ねて観たけれど、今度は容子に想いを馳せて観てみたいなと思った。
そうやって何度も違った観方ができるのも映画のおもしろさの一つなのだと思う。














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