4月23日。
オープン大会当日。
本来なら右膝の前十字靭帯からの復帰戦と言う名目で出場する予定だったのだが
左前十字靭帯断裂状態での試合参戦となってしまったのは非常に心苦しくもあった。
左膝の具合はと言うと
前日と比べて膝の可動域が取れていて
少しゆとりある感じだったので個人的に悪くはないと判断。
(ただ、屈曲はMAX出来ない)
アップではずっと前蹴りと前回し蹴りのみを蹴って調整。
今、出来る動きはこれが限界。
そして試合。
相手は愛知の道場で高校2年生。
自分よりも10個ほど若い人とやるなんて
意外と私、歳いってるなぁと、、苦笑。
試合内容は、序盤1R目から相手の攻撃カットで
中々対応出来ずに下がる事で精一杯でカムチョン(相手に1点入る)を食らう。
開始数十秒で膝の踏ん張りを間違え、膝くずれを起こしてしまう。
一旦、膝崩れを起こすと激痛と足の踏ん張りが効かないので結構辛い。
だが、試合中なのでそんな事も言ってられず膝がユラユラな状態で続行。
※膝崩れは直後はほぼ動けないが、数分経てば痛みが引けてまた動けたりする。
主審に大丈夫か?と何度も聞かれその都度
大丈夫と答える。
下がる事しか出来ずカムチョンを更にもらう。
さすがに攻撃の意思を見せないとまたカムチョンを取られてしまうので
相手がカットで入ってきた所を何とかパンチして
そして上段蹴り。
何とか点数が近づいたものの
やはり左膝の踏ん張りが効かないおかげですっ転び、またカムチョン。
それを見かねた審判が強制的にレフェリーストップで試合終了。
※1R/1の動画(´Д` )
※1R/2の動画(´Д` )
※1R/3の動画(´Д` )
点数は13-6。
まだ巻き返せる余地があったはずなのに
レフェリーストップ。
怪我は仕方ないにしても
正直強制的に試合を終わらせられたのが
一番悔しかったです。
試合終了後、試合を止めた審判にはやたら怒られました。
「こんな大会でわざわざ怪我してるのに出る必要あったのか?!
初めから棄権しとけば良かっただろ!
これ以上悪化させたらどうするんだ!
日常生活にだって支障きたすだろ?」
まぁ、正論なんですけどね。
ただ今回の大会はそんな気持ちで試合に出た訳ではないので
確かに心配して言ってくれてるは凄く解るのですが、、。
この怪我をしてでも出るにはそれなりの理由があったから出たまでなんですよね。
と言ってもそれを知らない訳ですから
今更どうしようもないのですが。
私が怪我をして試合に出てるなんて
見てる皆は知らないですし
はたから見たら今回の試合はあまりにも痛々しく
見てられないような試合内容だったかもしれません。
それでも私はあの試合、今後の事を考えたら
やりようによっては保存でいけるな、と確信したんです。
※ここで言う保存とは手術せずに保存療法で競技を続ける事(´Д` )
ただ、保存でいくにも色々やらなければならない事は沢山あって。
それにはまず今の階級(-49kg)から
更に落として-46kg階級で試合に出る事。
それから膝周りの強化。
テコンドー的要素に関しても色々ありますが
まずはこの2つが重要ポイント。
なぜ、階級を下げるのか。
理由としては今の階級のまま保存でトレーニングしてやれたとしても
やっぱりパワーやスピードなど考えたら耐え切れない膝だから。
では、46kg階級にいけば耐えられるのか。と言うと絶対とは言えませんが
パワー負けはしないと思ってます。
この前十字がない膝の状態でも最悪どっこいどっこいくらいでしょう。
それともう1つ、46kg階級にする利点としては身長の差です。
多分、これが一番大きな理由。
現在、-46kg階級の女子の選手で身長が高いのは
1人くらいだけで(今の日本代表)その他の選手は150cm台がメイン。
テコンドーをやるうえで身長の利はとても重要な要素。
かと言って自分もズバ抜けて身長高いのかと聞かれたら、162cmとかなり普通なんですけどね、、、。
確実に勝つ!為には階級を落とさなければ難しいのです。
正直体重を落とすのは容易ではありません。
今の体重は49kgですが
ここから更に3kg強、絞るとなると
それなりに食事制限やらなんやら今以上に厳しくしないと落ちません。
まだ半年あるので長期で落とす作戦ですが
それを常に維持しなければならないのがキツイところ。
それでも確実に勝つには必須事項。
膝の手術せずに保存でどこまでやれるのか。
結果は半年後。
その時は笑顔で全日本の切符を手にしたいと思ってます。
※続く(´Д` )